私には、より長く現役で働き、健康に生きられるよう「現役生命延長」をサポートしてくれる健康面のメンターがいます。そのメンターとは、枝光聖人トレーナーです。
枝光氏はパーソナルトレーナー業界では草分け的存在。彼が経営する中高年専門パーソナルトレーニングジム・心身健康倶楽部は、週刊ポスト2020年1月31日号で大手のトレーニングジム3社と並んで紹介されるほどです。
その枝光トレーナーのもとに通うようになって4年目。最初は70キロを1、2回しか上げられなかったベンチプレスも、毎回100キロはいけるようになって、調子がいいと115キロにチャレンジしています。
最近もこんな会話がありました。
枝光:「大竹さん、100キロはもう大丈夫ですね」
私:「本当ですか!? たしかにこの間、2日で16時間立ちっぱなしで講義をして感じたのですが、疲れにくくなったんですよ」
20代からスポーツクラブ通いは3カ月と続かず、のべ5回も入会と退会を繰り返していた私がここまで変化できたということに、大きな価値を感じています。
そこで今回は、パーソナルトレーニングジムを、ストックビジネスを構築するための「ストック思考」で解読してみます。
パーソナルトレーニングジムとマッサージ店を比較してみる
ここで一つ質問です。皆さんはどうしてこんなにマッサージ店が増えたんだろうと思ったことありませんか?
マッサージサロンの市場規模は平成18年時点で2,153億円(出典:日本能率協会研究所「MDB市場情報レポート(マッサージサロン)」)。最近ではこの業界のことをリラクゼーションビジネスといいますが、ボディケア、リフレクソロジーとして2004年ころからブームになりました。
皆さんご存知のクイックマッサージは10分1000円が相場です。クイックマッサージは店舗も小さく出店コストもそれほどかからない。つまり参入障壁が低いので一気に数が増え、都心部では過当競争化していますね。
利用者は7:3の割合で女性が多いことから、普及の背景にはPC作業が増えたことなど、特に女性の働く環境が影響しているといわれています。
どうしてマッサージの話をしたかというと、パーソナルトレーニングジムの市場や特性を考えるとき、マシンジムより価格帯が近く、同じように1対1で施術するマッサージとの比較による気づきが多かったからです。
パーソナルトレーニングのことは知っていても経験した人はまだそう多くありません。だから価格を比較する機会もないし、比較するとしてもマシン中心の一般のスポーツジムとの比較になるでしょう。
一方、私はパーソナルトレーニングを丸3年続ける中で、あえて比較するならマッサージだと思ったわけです。
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