新型コロナウイルスの感染が広がるなか、感染経路がわからない感染者も増えている。たとえ陽性と診断されても、前の週にお店で自分の前に並んでいた人や、この2週間でたまたま間近にいた人などどうして特定できるだろうか。
そこで、マサチューセッツ工科大学の研究者など、さまざまな研究機関の専門家チームは、Appleの「Find My」機能をヒントに、個人のプライバシーを保護しながら、当局による「手探り」の追跡調査を改善させるシステムを開発します。
このシステムでは、スマホから出ているBluetoothの信号を使用。こうした信号はランダムな数字列に置きかえられるそうで、近くにある別のスマホがとらえる「チャープ信号」のようなものだという。
陽性反応が出た人は、QRコードから過去14日間にスマホが発したチャープ信号をデータベースにアップロード。これにより、別の人はデータベース上で自分のスマホが受け取ったチャープ信号と照合できる仕組みだ。
合致するものがあれば、ウイルスに感染した可能性があるという通知が届き、当局から次に行うべき措置について指示を仰ぐことが可能。そのうえ、感染者でも感染者との接触を確認したい人でも、個人を特定されることはないそうで、感染した人の近くにいた時間とおおよその距離もユーザーに知らせてくれる。
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April 13, 2020 at 08:10AM
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MIT、スマホの追跡機能をヒントに 新型コロナの感染経路を特定する技術を開発 | Webマガジン - AXIS
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