ラ・リーガ第4節が30日に行われた。MF乾貴士とFW武藤嘉紀の所属するエイバルはホームで昇格組のエルチェと対戦。0-1で敗れ、3連敗を喫した。乾は開幕4試合連続でスタメン出場し、後半29分に途中交代。武藤は加入後2試合目で初先発を飾り、後半18分までプレーしている。スペイン1部で日本人選手2人が同じチームでスタメン出場するのは史上初となったが、相手に今季初得点と初白星を献上する結果となった。
武藤は16日にニューカッスルからの期限付き移籍が発表され、27日の第3節ビルバオ戦で後半45分から途中出場。さっそく新天地デビューを果たすと、続く今節は加入後初の先発起用となった。ニューカッスル時代の昨季はプレミアリーグ8試合の出場でノーゴール。リーグ戦でのスタメン出場は1月1日の第21節レスター・シティ戦以来となった。
開幕3戦未勝利(1分2敗)のエイバルは4-4-2の布陣でスタート。乾は左サイドハーフ、武藤は2トップの一角に入った。立ち上がりから乾の積極的な仕掛けが光り、武藤とのコンビネーションからゴールに迫っていく。
前半12分、左サイドの乾がドリブルで複数のマークを引き付け、外に開いた武藤にパス。武藤が左足で折り返すも、DFにカットされる。同16分には左サイドの乾が中央に持ち出し、右足でクロス。しかし、ファーの武藤には合わない。続いて同18分、左サイドの武藤の素早いスローインから乾が縦に突破し、中央へ鋭いボールを入れるが、逆サイドに流れた。
前半24分にはエイバルにアクシデントが発生。腰を痛めたMFレシオがMFセルヒオ・アルバレスとの交代を余儀なくされた。
それでも日本人2選手で攻撃のリズムを作ると、前半26分には武藤のファーストシュートが生まれる。乾が左サイドから中央へ切れ込み、右サイドにパス。フリーで受けたDFアルバロ・テヘロが右足でクロスを送り、PA内中央の武藤がドンピシャのヘッドで合わせる。だが、GKエドガル・バディアにセーブされた。
乾も武藤に続き、前半27分にPA手前やや左から右足でミドルシュート。しかし、枠の右上へ外れる。エイバルは押し込みながらもゴールを奪えずにいると、相手に隙を突かれて先制を許す。同37分、エルチェのカウンターの流れからPA内右のFWルーカス・ボジェが右足でシュートを放ち、ゴール左隅へ。そのままエルチェが1点をリードして折り返した。
追いかけるエイバルは後半6分、右CKからFWキケ・ガルシアのヘディングがPA内のMFペレ・ミジャの手に当たっていたとして、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を経てPKを獲得する。同7分にPKキッカーを務めたのはMFエドゥ・エクスポジト。右足で中央へ浮かせたシュートを打つが、クロスバーを越えてしまった。
エイバルは後半18分に武藤とFWキケ・ゴンサレス、同29分に乾とFWダミアン・カジョルをそれぞれ交代。その後もスコアは動かず、0-1の完封負けで開幕4試合勝ちなし(1分3敗)となった。
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