【黒田正宏 軍師の断】
春季キャンプ練習試合(16日、阪神2-2楽天、沖縄・宜野座)四回、左腕の池田駿に対し、佐藤輝は初球から体が開くことがなかった。9日の日本ハム戦では左腕のスライダーに空振り三振を喫したが、しっかりと修正する能力をみせた。そしてセンター中心に、という意識も高いようにみえた。八回の左前打は、追い込まれてからは軽打ができることを証明。この日の2安打の伏線は、第1打席にあったとみている。
一回、バットを折られながらも特大ファウルを打ち、その後、もう少しで本塁打という中飛。いくら練習試合といえども、初対戦の打者にあそこまでフルスイングされては、攻める側としては苦労する。内角をボール球にし、外角中心というリードに変更しなければいけないからだ。楽天バッテリーの苦心の象徴が五回。結果的に一直だったが、3球連続で変化球だった。これはルーキー相手では異例。普通は直球を軸に組み立てるだけに、それだけ佐藤輝が相手に恐怖心を与えたということだろう。
今後の実戦に向け、佐藤輝は第1打席の内容がとても大事になる。空振りしてでも、自分のスイングをすること。相手への意識づけができれば、打率も期待できる。(本紙専属評論家)
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