テニスの四大大会、全米オープンは3日、ニューヨークで行われ、女子シングルス3回戦で、世界ランキング3位の大坂なおみ(日清食品)は同73位のレイラ・フェルナンデス(カナダ)に7―5、6―7、4―6で逆転負けを喫し、連覇を逃した。
対戦相手が棄権した2回戦が不戦勝となり、大会初日以来4日ぶりの試合。日が暮れて肌寒さを増したセンターコートで、大坂は序盤から動きが硬かった。
第1サーブが思うように入らず、なかなか波に乗れない。18歳のフェルナンデスの勢いのあるサーブにも差し込まれた。それでも、強打を立て続けに決めるなどして、第1セットを先取した。
第2セットも先にブレイクしたが、キープすれば勝利が決まる直後の第12ゲームを落としてしまい、風向きが変わった。タイブレイクでもミスが相次いで絶叫。我慢できずラケットもたたきつけた。結局、このセットを奪われると、第3セットもいきなりブレイクを許すなど、一度狂った歯車は最後まで戻らなかった。
大会前、「状態は良いので勝ちたい」と自信を見せていた大坂。初対戦の新鋭に足をすくわれた。(ニューヨーク 平山一有)
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