女子1000メートルで18年平昌五輪銅メダルの高木美帆(27=日体大職)が5連覇を果たした。

平昌銀の2位小平奈緒(35=相沢病院)に1秒05秒差の1分14秒60で制した。男子1000メートルは小島良太(23=エムウェーブ)が1分9秒10で初優勝。3連覇が懸かっていた新浜立也(25=高崎健康福祉大職)は7位に終わった。今大会の各種目上位5番に入れば年内に行われるW杯前半戦の出場権を得られる。

    ◇   ◇   ◇

高木美が前日の3000メートルに続き2冠をつかんだ。「スタートでミスをした」とスケートの刃が思うように氷にはまらず、最初の数歩が意図通り前へ進まなかったが挽回し、唯一の1分14秒台。貫禄の滑りだった。

それでも高木美は満足しない。「14秒台の前半は最低でも出したかった。タイムも滑りも不完全」。今年2月に同じエムウェーブで国内最高記録1分13秒21を出した身として、11月から始まるW杯、来年2月の北京五輪で世界と勝負するにはギアチェンジが必要だと自覚している。

東京五輪で結果を残したアスリートを見て、2大会連続で活躍するためのヒントを得た。「前回好成績だった選手が次大会へどう向かっていくのか。気持ちの持ち方で見習いたい部分があった」。平昌で金、銀、銅を獲得し大活躍した高木美にとって、モチベーションの上げ方は重要だ。

1000メートルと今日24日に3冠が懸かる1500メートルを主戦場とするが「昨日の500メートルほどの強い気持ちは今日はなかった」。しかしまだシーズンは開幕したばかり。W杯の海外転戦を経て、気持ちと滑りが合致した「勝てる滑り」を完成させていく。【三須一紀】