「さしずめ、自分は海の放火魔ってところだね」
計算されたリスクを取る必要がある
オブライエンは、目標に最も近づいたときに最もチャレンジングな瞬間が訪れることを知っている。なぜなら、そのときの自分は、そこにどんなリスクがあるのかを最も良く理解できるようになっているからだ。つまり、火だるまサーフィンプロジェクトを慎重に進めていった彼は、同時に恐怖も感じていた。
「夢のプロジェクトが現実になっていくにつれて、恐怖心が生まれていった。キャッチした波も特大だったしね。だから、成功させたあとは “Pipeline Masters優勝と並ぶキャリア最高の功績じゃないか” と思ったよ。自分の中では、あのレベルのコンペと同じ扱いだ」
ビッグアイデアを実現するためには「当たって砕けろ」の精神が必要になるときがあるが、オブライエンはリスクをしっかりマネジメントしながら挑んでいる。以下に、オブライエンのリスク管理に関するアドバイスを5つ紹介する。
01
自分らしくあれ
「自分がコンペサーファーとしてのキャリアを捨てた理由は、コンペでは自分のベストを引き出せていないと常々感じていたからだ。だから、サーフィンの動画を制作して、自分が見た世界を世の中に伝えることにしたんだ」
02
周囲を納得させるまでは時間がかかる
「コンペサーファーとしてのキャリアを終えることを決めたとき、父親はすぐには信じてくれなかった。自分がサーフィンそのものを辞めるように思えたんだ。でも、徐々に正しい決断だと信じてくれるようになったし、自分も納得できるようになった」
03
他人とブレインストーミングをする
「次に何をしようか考えていたときに、 “誰かアイデアはないか?” と訊ねてみたんだ。すると、何千ものコメントが書き込まれた。それを読んでいるときに、“火だるまサーフィン” というコメントを見つけたんだ。これが強く印象に残った」
04
信頼できるチームを組む
「ひと目見ただけで “不可能” と思わないことだ。アイデアに参加したいと思っている人を見つけて、正しいチームを手に入れることができれば可能になる」
05
リスクを怖がらない(ただし、熟考すること)
「 “火だるまサーフィン” はただ自分を燃やしてサーフィンするだけではなかった。色々なリスクが考えられた」と振り返るオブライエンは、細かい準備を積み重ねて予測される問題を洗い出していった。「リスクを取ることは必要だが、熟考を重ねて計算されたリスクを取る必要がある」
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