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Sunday, November 28, 2021

勝利と出場機会をどう両立させる? 100人超えの巨大チームに学ぶ少年野球運営のヒント - Full-Count

競争と共闘のバランスを考えた1学年2チーム制

 First-Pitch編集部では、少年野球に関わる人たちへ疑問解決のヒントを届けていきます。取材に基づいた参考例を「First-Pitchコーチ」と題して紹介します。今回は、1学年の人数が40名以上、メンバー総勢100名超えの巨大チームが心を配る「みんなを試合に出場させるチーム運営」について。「勝利を目指す」「みんなを試合に出す」という難しいテーマを両立させているチームは、確かにあるようです。

「部員が多いと、試合に出られないんじゃないか心配。結局、上手な子ばかりが試合に出るんだろうな………」。そんな心配をしたことのある保護者もいるのではないでしょうか。部員が130人超えの、関東のある中学硬式野球チームの運営を紹介します。

 このチームは、1学年をAとBの2チームに分けて運営しています。プロ野球の1軍、2軍のようにAチームに上手な選手を固めるような分け方ではなく、均等に戦力が分散する分け方をしています。

 例えば、同じポジションでどちらがレギュラーになってもおかしくないという2人の選手がいるとします。この場合、2人は別々のチームに配属されることになります。レギュラー格の選手を同じチームに固めた方が、戦力は充実します。しかし、その一方でお互いの出場機会を奪い合うことになります。「別のチームであればもっと試合に出られたのに…」といった問題を解決するべく、このような方針をとっています。これはレギュラー格の選手だけではなく、控えに回る選手も同様です。

 ただ、40人を戦力分散して20人ずつにしただけでは、控え選手の出場機会は増えません。このチームでは、勝ちにこだわる“タイミング”を選ぶことによって、出場機会の均衡を保っていました。

勝ちにこだわるのは公式戦のみ オープン戦は出場機会を重視

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