インフレ圧力が今すぐ緩和しそうにない理由の一端を、自転車メーカーに垣間見ることができる。
新型コロナウイルスが流行し始めると同時に、米国や欧州では自転車価格が急騰した。個人消費が好調だったのに加え、世界的なサプライチェーンの混乱によってメーカー側に物資調達の遅れとコスト上昇が生じたためだ。
現在、各メーカーは2022年に向けた自転車製造を行っているが、経済環境が引き続き不確かな上に、コロナ変異株「オミクロン」の出現でさらに不透明感が増している。目下の強い需要と供給不足は、すでに来年の価格を押し上げる要因になっている。
「当社製品のコストが下がる見込みはない」。英南部チェシントンに本社を置くカーボンキネティクスのリチャード・ソープ最高経営責任者(CEO)はこう話す。同社は電動折り畳み自転車「Gocycle(ゴーサイクル)」を世界中で販売している。「これがインフレだとすれば、とても一過性とは思えない」
...からの記事と詳細 ( インフレは続く? ヒントは自転車メーカーに - ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 )
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