12月23日、フィギュアスケートの全日本選手権がさいたまスーパーアリーナで開幕する。北京五輪代表選考のかかる試金石だ。
開幕が近づくにつれ、大会そのものと同時に注目を集めていたのが羽生結弦と紀平梨花だ。2人は怪我によりグランプリシリーズを欠場しており、全日本選手権がシーズン初戦となるはずだったからだ。
だが、開幕を前に紀平は欠場がアナウンスされた。その影響は小さくない。
まずはシングルの代表選考基準をおさらいしたい。北京五輪のシングルには、男女各3人が出場できる。選考基準は男女同様だ。
〈1人目〉
全日本選手権で優勝
〈2人目〉
・全日本選手権で2位または3位
・グランプリファイナルの出場権獲得
・全日本選手権終了時点でISU(国際スケート連盟)シーズンベストスコア上位3名(オリンピック参加有資格者における、以下同)
のいずれかを満たす者から総合的に判断
〈3人目〉
・2人目の条件に該当している選手
・全日本選手権終了時点でのISUワールドスタンディング上位3名
・全日本選手権終了時点でのISUシーズンワールドランキング上位3名
・全日本選手権までに強化部が派遣した国際競技会が指定した国内競技会におけるシーズンベストテクニカルスコア上位2名
のいずれかを満たす者から総合的に判断して選考
五輪出場の重要な鍵となる全日本選手権
全日本選手権で優勝すれば自動的に代表に内定し、2、3人目は定められた条件のもとでの選考となる。2、3人目の選考にあたっての項目の1つとして、全日本選手権2位・3位があることを考えても、全日本選手権の成績の重要性がうかがえる。ただ、それだけで決まるわけではないことは、さまざまな項目が設けられている通りだ。そして各項目にどれだけの数、合致するかどうかも代表に直結するわけではない。
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