Pages

Tuesday, March 8, 2022

【巨人】清水隆行氏が解説…中田翔6番で相手に重圧、打線に厚み増す - スポーツ報知

canggihyangada.blogspot.com

◆オープン戦 ソフトバンク6―2巨人(8日・宇部)

 巨人・中田翔内野手がソフトバンクとのオープン戦(宇部)に「6番・一塁」でスタメン出場し、2点を追う6回1死一、二塁からチームのオープン戦、7戦58イニング目で初となる中前適時打を放った。今季の対外試合は全8試合に6番で出場し、全試合安打を記録。打率は驚異の4割2分1厘となった。22年シーズンは3度の打点王を誇る背番号10が、4番・岡本和と並んで打点を量産する、恐怖の6番打者として君臨する可能性もありそうだ。野球評論家の清水隆行氏が中田の状態を解説する。

 * * *

 中田の適時打は杉山の初球、151キロの直球を捉えた。当たりは完璧ではないかもしれないが、速い真っすぐをひと振りで結果につなげたところが、状態の良くない時と一番違うところだ。

 昨季は速いボールを捉えられないことが多かった。差し込まれたファウルや空振りが増えると、力んだり、ポイントが必要以上に前になっていく。そうすると悪循環で上半身が投手寄りに近づき、バットの出が悪くなり、ボールの見極めも出来なくなる。逆に速い真っすぐに自信が持てると、ボールを長く見られるようになり、見極めもよくなる。宮崎キャンプからずっと見ているが、本来の姿に戻ってきたと言っていいだろう。

 中田が6番に入れば、相手にはかなりのプレッシャーになる。昨年は主に坂本、丸、岡本和で相手にプレッシャーをかけたが、丸の不調や坂本のけがで、その3枚が欠けることもあった。今年は状態のいい中田がそこに加わることで、さらに打線の厚みが増す。ここ4試合、丸を1番で起用しているが、それも中田が6番にどしっといてくれるからできること。打線のパターンもいろいろと広がると思う。(清水隆行=野球評論家)

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 【巨人】清水隆行氏が解説…中田翔6番で相手に重圧、打線に厚み増す - スポーツ報知 )
https://ift.tt/xuT0F7i
スポーツ

No comments:

Post a Comment