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Saturday, October 8, 2022

クラン機能や実況モードの詳細に大型コラボのヒントも!?『脱獄ごっこPRO』開発者インタビュー | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通App

最新作の気になるポイントを開発者に直撃!

UUUMの子会社であるLiTMUSとAimingが共同開発する新作アプリ『脱獄ごっこPRO』が、2022年冬にリリース予定。

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本作は若年層を中心に人気を誇る非対称型オンラインマルチ対戦ゲーム『脱獄ごっこ』の後継に当たる作品で、ステージやキャラクターグラフィックが強化されたほか、“クラン”機能や“実況モード”といった新たなシステムを搭載。さらなる新モードの追加も予定されるなど、注目度の高い作品となっている。

今回はそんな『脱獄ごっこPRO』のリリースに先駆け、本作の開発に携わるLiTMUSの平島誠氏、Aimingの板垣翔太氏ら両名にインタビューを実施。

9月5日に発表されたばかりでまだまだ情報の少ない本作について、開発のきっかけや追加機能の詳細、発表済みのコラボに関するヒントなど、気になる詳細を伺った。

『脱獄ごっこPRO』が生まれた理由とは

──本作の開発コンセプトを教えてください。

平島 本作『脱獄ごっこPRO』は、今ある『脱獄ごっこ』をもっとパワーアップしていこうという点からスタートしています。『脱獄ごっこ』のおもしろさはそのままに、ビジュアルのリニューアルや新しいモードの追加を通して、『脱獄ごっこ』にはなかったゲーム体験をしてもらいたいです。

──アプリをアップデートしてパワーアップを目指すのではなく、新作アプリとしてリリースする形を選んだのはなぜでしょうか。

平島 『脱獄ごっこ』はもともと小さいプロジェクトから始まって、戸塚(※)がひとりでゴリゴリ作っていたアプリでした。そして作り始めのころは、ここまで大きな作品になるとは想像もしていなかったので、大きなアップデートができるような作りではなかったんですね。そのため、いまある『脱獄ごっこ』をベースに拡張していこうとすると、作り直さないといけない部分があまりに多くなってしまうんです。

皆さんにこれからも楽しんでもらうために、一度アプリを作り直して今後のより大きな展開のためにしっかりとした新たな土台を作ろうという想いから、新作として出すことにしました。

※……戸塚友氏。UUUMにて『脱獄ごっこ』の開発を担当し、現在はLiTMUSのCXOを務める。

──タイトルが『脱獄ごっこ2』ではなく『脱獄ごっこPRO』となったのはなぜでしょうか。

平島 もともとゲーム性の根幹部分は『脱獄ごっこ』のものが活かされていたので「単純なナンバリングはちょっと違うよね」という共通の意識がチームの中にありました。そこで注目したのが“PRO”という単語です。アプリを新しく作り直すわけですから、これまでとは違う高級感やパワーアップみたいな意味を持たせたいと思いました。

学校での友達との会話の中で「お前もうPRO遊んだ?」とキャッチーに呼んでもらえるようになるんじゃないかという期待をこめて、タイトルを『脱獄ごっこPRO』としました。

Aimingの参画による新たな開発体制

──今作の開発からAimingさんが参加するとのことですが、外部企業が参加することになった経緯や理由をお聞かせください。

平島 『脱獄ごっこPRO』をどんなゲームにするか、話しあってやりたいことを決めていくうちに、想定されるゲームのスケールが大きくなっていきました。そのため、開発チームもより大きくする必要を感じました。

そこで『ドラゴンクエストタクト』などを開発して多数の実績を持つAimingさんに声をかけ、開発、運用ともにAimingさんといっしょにやっていくことになりました。

──開発にはどれぐらいの人数が関わっていますか。また、『脱獄ごっこ』開発者の戸塚氏は本作にも参加しているのでしょうか。

平島 規模としては10人以上、15人未満といったところでしょうか。戸塚は監修や相談役のようなポジションなので、『脱獄ごっこ』と同じようにゴリゴリ開発に参加することは……いまのところないですね(笑)。

──グラフィック面を強化されるとのことですが、現在『脱獄ごっこ』を遊べている端末で、引き続き『脱獄ごっこPRO』を遊ぶことは可能でしょうか。

板垣 マップやスキンのクオリティを高めている以上、端末への負荷は上がります。なので、『脱獄ごっこ』を遊べている端末すべてで同じように遊ぶのは難しいと思います。ただ、サクサク遊べるカジュアル感は『脱獄ごっこ』のよさのひとつなので、古くてもシェア率が高い端末でも遊べるように、そこはチェックしながら開発を進めています。

公式のサポートが終了した端末に関しては動作を保証することができないのですが、最新OSの動作が公式でサポートされている端末に関しては、基本的に動くように調整をかけていくつもりです。

デバイスの進化に合わせてゲーム側もクオリティを高めつつ、同じようなサクサク感で遊べるようにしていきたいですね。

──今後のアップデートプランについてお聞かせください。新ステージや新キャラ、新スキンの追加頻度はどのようになるのでしょうか。

板垣 『脱獄ごっこ』と同様に、『脱獄ごっこPRO』でも一定期間で、具体的にはシーズンごとにアップデートを行っていく予定です。

スキンなどの追加は基本的にシーズンに合わせて更新していくのですが、クリスマスなどの季節イベントも行なっていく予定なので、ときにはイレギュラーも挟みつつ、更新していきたいと思っています。

『脱獄ごっこ』からどう変わる?

──公式生放送で触れられていた『脱獄ごっこ』にはない新モードについて教えてください。

板垣 生放送でも触れたものとしては、“クラン”や“実況モード”があります。

まずクランに関してですが、これはゲーム内でほかのプレイヤーとチームを組み、チャットなどでコミュニケーションを取れる機能となります。将来的にはクランのランキングや、他のクランと競うモード、クラン内での大会開催機能などを開発・追加していく予定です。

もうひとつの実況モードは、視点を切り替えながら観戦できる機能です。ゲーム参加者の視点以外にも、上からマップを見下ろせる俯瞰(ふかん)視点のカメラをマップ内で自由に動かして、ゲームの進行を自由に見て回れるような機能も付きます。ゲーム実況をする際には、実況モードのスマホ画面を配信しつつ、試合の流れを実況してもらうとおもしろい動画が作れると思います。

──実況モードはおもしろい機能ですね。このような機能はプロ大会やコミュニティごとの大会が活発なゲームでよく取り入れられていますが、『脱獄ごっこPRO』でも競技シーンを意識されているのでしょうか。

板垣 将来的にはesportsやスポーツライクなゲーム性を目指したいところです。リリース後は、Twitterなどを通じて公式大会をアナウンスすることもあるかと思うので、公式Twitterは継続的にチェックしてもらえるとうれしいです。

平島 でも、まず意識しているのはゲーム実況ですね。実況モードは誰でも簡単に使いこなせるので、これまでゲーム実況をやったことがない人でも「これなら自分でも実況できそうだ」、「これでみんなとコミュニケーションを取ってみたい」と思ってもらえるものになると思います。この機能を通じて、『脱獄ごっこPRO』のゲーム実況者が増えることを期待しています。

『脱獄ごっこ』自体がゲーム実況といっしょに歩んできた経緯があるので、そのつながりを意識しつつ、いいところを伸ばせる機能にしていきたいですね。

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──クランのシステムについてもお聞かせください。クランへの参加はどのような流れになるのでしょうか。

板垣 クランに未加入の状態でクラン画面を開くと、オススメのクランが一覧表示されます。その中から自分の条件にあったクランを探していただき、加入していただく形ですね。

──クランメンバーの募集について、ゲーム外でメンバーを募集する機能などはあるのでしょうか。

板垣 直接的な機能として用意しているわけではないのですが、クランIDやクラン名を使ってSNSなどで募集をかけていただければ、その情報からゲーム内でクランを検索することが可能です。

──クランに加入していないと獲得できない報酬や、クランに加入していないと参加できないコンテンツは用意されるのでしょうか。

板垣 クラン加入者向けのコンテンツとしてクラン対抗ランキング戦などの実装を検討していますが、現時点ではランキングに応じた報酬の配布は想定していません。もちろんユーザーの要望があれば、そういう機能を追加していくかもしれません。

クラン関連の要素はゲームの進行に必須となるわけではないので、クランに加入しないままプレイしていただくことも可能です。

──クランでのチャットについて教えてください。スタンプの追加販売などによる機能の拡充は予定されているのでしょうか。

板垣 リリースタイミングでは定型文でチャットを行っていただく形になりますが、それとは別にチャットスタンプの開発も進めていますチャットスタンプはイベント報酬や追加販売で手に入るようなイメージですね。

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──公式生放送によると大型コラボがすでに決定しているとのことですが、こちらに関するヒントがあれば教えてください。

平島 幅広い層に人気があって、誰でも知っているようなキャラクターを最初のコラボ相手に選ばせていただきました。まだ彼女に関する詳しいヒントを出すことはできないのですが、ぜひ発表まで予想を楽しんでほしいです。

──大型コラボのスケジュールは、リリースと同タイミングになるのでしょうか。それとも少し時間を置いてからの開催になるのでしょうか。

平島 細かい時期はまだ調整中ですが、リリースから少し時間を置いての開催を予定しています。ある程度ユーザーがゲームに慣れたころの開催になると思います。

──今回は『脱獄ごっこ』よりさらに広い世代に遊んでほしいというお話を伺っています。高校生や大学生と言った従来よりも上の年齢層に遊んでもらうために、取り入れた工夫などがあれば教えてください。

板垣 新しく作るマップやスキンでは、デザイン性の面で少し大人っぽいイメージを取り入れるなど、従来よりも高い年齢層にも受け入れてもらえるように作っています。

一方で、これまでの『脱獄ごっこ』の魅力のひとつだったボクセル調のスキンも用意します。とくに『脱獄ごっこ』で人気だったスキン、馴染み深いスキンについてはどんどん取り入れていきます。

対象年齢が上がったというよりも、対象年齢層が広がったというイメージですね。

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──リリースは2022年冬予定とのことですが、それまでどのような形で情報を発信していくのでしょうか。

平島 基本的には、どんな情報も公式Twitterで最初に発信していこうと思っています。そこを追いかけてもらえるとわかりやすいと思います。ただ、大きな発表の詳細については、生放送などの特別な場で発表していくと思います。

それと今後の大きな展開としては、10月に行うショーケースにて、メディアやユーザー向けに最新の動いている『脱獄ごっこPRO』を公開予定です。そこからTwitterでもどんどん情報を出していく予定です。

──最後に、『脱獄ごっこPRO』を楽しみにしているユーザーへメッセージをお願いします。

平島 先日の生放送で2022年冬にリリースすると情報解禁しましたので、そこに向けて開発チームといっしょに頑張っています。期待して待っていてください。

板垣 Aimingは途中から参画した形ですが、ユーザーさんたちが『脱獄ごっこ』にすごく思い入れを持って楽しく遊んでくれているのを、開発側としても強く肌で感じています。このタイトルをより広げていきたいと思っているので、リリースまでは『脱獄ごっこ』をプレイしながら楽しみにお待ちください。

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