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Tuesday, June 25, 2024

【阪神】「ピーピーやで」練習から前に飛ばせ!岡田監督貧打解消へ珍指令、日本ハム万波らヒント - プロ野球 - ニッカンスポーツ

お手本は万波! 郡司! 阪神岡田彰布監督(66)が貧打解消へ、珍指令を出した。テレビ中継で目にした日本ハム万波と郡司の姿をヒントに、練習中のフリー打撃からポイントを前にして打球を飛ばすように注文。詰まった当たりが内野席へのファウルとなり、注意喚起の笛が鳴り続けたことを例に「ピーピーやで。何してんねん、言うたんよ」と岡田節でハッパ。復活した打線で指揮官の通算700勝を飾りたい。

   ◇   ◇   ◇

開幕から間もなく3カ月。岡田監督の悩みはずっと変わらない。

「そら打つ方や。オープン戦から言うてるやん。3、4、5、6…。もうすぐ5カ月目に突入する」

チーム打率はリーグワーストの2割1分9厘。低空飛行を続ける現状を打破するため、指揮官ならではの指令を出した。

23日の練習前、CSテレビ中継で流れる日本ハムの打撃練習をふと目にした。

「郡司と万波やったけど、ケージから出ない打球は1発もなかったな。みんな前でうまいこととらえて。4分ぐらいかな。あの2人、ファウルチップがネットに当たる打球が1球もなかったな。たいしたもんや」

ポイントを前にして、軽快に打ち続ける2人につい目を奪われた。「フリーバッティングのピッチャーで、ケージから出えへんのはおかしいよ。しかも差し込まれてファウルなあ」。打ち損じの多い今の阪神ナインに求めたい姿があった。

今月中旬に行われたソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)。岡田監督の耳には、試合前練習で鳴り響いた注意喚起の笛の「ピーピー」音が残っている。

「(警備員が)ピーピー笛吹いてるけど、うちの打球はみんな反対方向の内野席の打球やないか。ピーピーやけど外野のスタンド(に飛んで)のピーピーちゃうぞ、詰まった反対方向の内野のピーピーやで言うて。何してんねん、言うたんよ、福岡で」

差し込まれて詰まり、内野スタンドに入る当たりが続出。「練習の時からそんなに差されとったら、試合なんかで打てるわけないやんか」。まずは練習でしっかりと前に打球を飛ばす。もう「ピーピー」言わせるな、ということだ。

最終的に岡田監督の注文はいたってシンプルだ。

「そんなん野球なんて簡単に考えたらええやんか。バッティングなんか一番難しいんやから。ゴルフでも構えた時にチェックポイント10個くらいあったら打たれへんやろ。構えたらパンとシンプルに打つだけやん」

指揮官の通算700勝へあと1勝、虎で球団1位に並ぶ514勝へ3勝に迫る。選手たちが指令に応え、元気な打線で節目の白星を飾りたい。【磯綾乃】

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