GeForce NOW大きな特徴は、他サービスのデジタルストアと連携することで購入したPCゲームをセーブデータごと持ち込んでプレイが可能なこと。対応可能なストアは「Steam」「Epic Gamesストア」「Ubisoft Store」です。北米欧州での無料ベータに基づくと500タイトルが対応しています。
北米やヨーロッパでは既にサービス提供されており、日本ではソフトバンクとの協業で「GeForce NOW Powered by SoftBank」として提供予定で、現在クローズドβテストの募集中です。第2次テスト終了後の3月ごろの正式ローンチを目指すとしています。なお、ソフトバンクユーザー以外でも契約は可能とのこと。とまあ、簡単にGeForce NOWについての概要を説明したわけですが体験会で実際にプレイしたインプレッションをお届けします。
まずはゲームのプレイ環境について。会場の担当者によると、GeForce NOWではフルHD60fpsでゲームが配信されるそうです。配信データは遅延の修正を優先するために、通信環境のステータスが悪くなると画質が落ちる場合もあります。会場内のPCで検証した結果としては、30fpsだと1フレーム未満の遅延でした。プレイしていて一瞬だけ画質が荒れてしまう場面もありましたが、基本的にはコンシューマ機やPCのローカルデータで遊んでいた時と変わりはありません。
▲フロム・ソフトウェアの最新アクションRPG「SEKIRO」をプレイ。美麗なムービーシーンもしっかり表示され、キャラクター操作で遅延も感じず違和感なく敵の攻撃をパリィできました。
▲バトルロワイヤルゲーム「Fortnite」もプレイ。大人数でのオンライマッチでも、操作や画質の面で違和感や不自由なこともなく、しっかり他プレイヤーの動きなども認識できました。
▲Mac PCでもプレイ可能です。
▲GeForce NOWはスマホでのプレイに対応しているので、ハイクオリティなゲームを外出先でも体験できます。
クラウドゲーミングサービスなので、ソフトのアップデートは必要ありません。シーズン毎で大幅なアップデートがあるFortniteなどのタイトルで遊ぶプレイヤーにとっては、嬉しいポイントですね。
GeForce NOWでは、プレイ動画をローカルに保存可能。マイク音声も同時に収録できるのでそのデータを利用してゲーム実況動画なども作成できます。また、ハイライトという機能も搭載されておりタイトルごとに「撃破」「ダウン」「勝利」など特定のポイントを設定しておくだけで、該当のシーンの前後15秒を自動で保存してくれます。SNSのシェアや対戦の振り返りでの活用が期待できますね。
GeForce NOWの対応端末は以下の通りです。
・Windows PC (Windows 7(64-bit)以降)
・Mac (macOS 10.10以降)
・Android (Android OS 5.0以降、メモリ2G以上)
※対応端末は変更となる可能性があります。
クラウドサービスということで、通信環境に依存しますが高スペックなハードを用意しなくてもリッチなゲーム体験ができ、これまで購入したゲームやデータ等の資産が利用可能なのはとても魅力的なサービスだと思いました。本格的にレーティングに取り組んでいて僅かなフレームの差で勝負しているプレイヤーでなければ、マシンに投資せずにGeForce NOWだけで楽しめるのではないしょうか。
GeForce NOW Powered by SoftBankのクローズドベータテストは第一次が11月30日まで募集しており、最大1万に案内予定。第二次は12月から募集開始し、最大3万人に案内予定。募集は公式サイトから受け付けています。
2019-11-27 09:00:00Z
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