スーパーで、店舗に対する、お客さんの意見が貼り出してあるのを見かけたことがありませんか？ 中には、業務内容と全く関係がない、謎のクレームも……。そんな筋違いな「声」に向き合う漫画が、ツイッター上で人気を集めています。SNSで連載され、会社員の鳥たちが、よりよい働き方を追い求めていく作品「毎日でぶどり」。メインキャラクターの2羽が登場し、理不尽な振る舞いに斬り込む内容です。自らの価値観を反映させたという作者に、手がけた経緯について聞きました。（withnews編集部・神戸郁人） 【漫画はこちら】壁に掲げられたムチャなクレーム…ヒヨコの一言に救われる 店長の意外な「反抗」にも爆笑
「粗探しする側の声は大きいもの」
「お客様の声」というタイトルの漫画は、15日に公開されました。 主人公は、会社の先輩・後輩の関係にある、ニワトリ「でぶどり」とヒヨコの「ひよ」です。ある日、買い物に行ったスーパーで、一枚の貼り紙を見つけます。 「このスーパーで買い物したあと家に帰ったら インターネットの接続が悪くなりました。どうにかしてください」。お客さんの意見が掲載され、その下には「大変申し訳ございません」という、店長の回答もつづられていました。 「でたーっ！ 理不尽なお客様の声！」「ここは愚痴の掲示板じゃねーぞ」。むちゃな訴えにあきれるでぶどり。それを見たひよは、こう語ります。 「粗（あら）探しをする鳥の方が声が大きいもの」「働いている側からしたらいい気はしないでしょう」。そして「僕たちはせめて いいと思うことも伝えましょう！」と提案するのです。 「よしきた！」と張り切るでぶどりは、会計のとき、早速レジ担当の店員さんに話しかけます。「レジの機会の色味が好きです」「この色を選んでくれてありがとう」。絶妙にズレた一言に、「まずそれですか」と突っ込んでしまう、ひよなのでした。
スーパーの貼り紙を見たのがきっかけ
作者は橋本ナオキさん（@Abhachi_Graphic）です。約2年半前から、インスタグラム（everyday_debudori）やツイッター（@debu_dori）上で「でぶどり」シリーズを連載してきました。『会社員でぶどり』（産業編集センター）として書籍化もされており、今年6月時点で単行本が3巻まで発売済みです。 「店員さんに感謝したい」といったコメントが寄せられ、1万超の「いいね」がつき、2千回以上リツイートされた今回の漫画。思いついたきっかけは、橋本さんが近所のスーパーを訪れたとき、お客さんの声を伝える貼り紙を目にしたことでした。 「『新型コロナウイルスの影響に便乗し、セールを取りやめるのはおかしい』。そのような趣旨の、店に対する意見が書かれていたんです。人の密集を防ぐための、苦肉の策であるはず。店舗側の落ち度のように書かれていて、違和感を覚えました」
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June 18, 2020 at 05:16AM
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スーパーに届く「理不尽な」お客様の声 「店員さんだって人間」援護射撃の気持ちをマンガに、作者の思いは（withnews） - Yahoo!ニュース
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