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Monday, December 16, 2019

漫画海賊版サイト500超 年200件閉鎖も追いつかず - 西日本新聞

 出版9団体でつくる「出版広報センター」(東京)は16日、福岡市内で記者会見し、漫画村に類似した海賊版サイトが現在500以上あることを明らかにした。昨年4月の漫画村閉鎖後は、会員制交流サイト(SNS)や動画投稿サイトを通じた違法公開が増えているという。

 センターが今年11月に行った調査によると、海賊版サイトは500~600サイトあった。上位10サイトの国内からのアクセス数は月間計6551万回で、全体では1億回を超えるとみられる。

 漫画の画像や検索結果の表示に関する出版社からの削除要請は年間200万件に上り、年間200サイトを閉鎖に追い込んでいるものの、「アドレスを変えたり、新たなサイトが出てきたりして、対応が追いつかないいたちごっこ状態」(センター)。

 福岡県警などは7月以降、漫画村事件で4人を逮捕、起訴。出版関係者は「摘発が抑止効果になる」と期待していた。だが、同センター海賊版ワーキンググループの伊東敦座長(集英社)は、漫画村が社会問題化したことで、皮肉にも「読者の間で『ネットでは無料で漫画が読める』と間違った認識が広がってしまった面がある」と指摘する。

 最近では、公開に手間がかからないためか、自分のSNSにデータをアップする「SNS型」のサイトが急増している。伊藤座長は「気軽にアップしても、著作権侵害であることには変わりない。閲覧する読者の側が海賊版サイトを支えていることも自覚して」と訴えた。 (梅沢平)

漫画村元運営者「責任ある」

 人気漫画をインターネット上に無断で公開する海賊版サイト「漫画村」(閉鎖)を巡り、著作権法違反罪に問われた元運営者の星野路実被告(28)の初公判が16日、福岡地裁(太田寅彦裁判長)であった。星野被告は「何かしら(漫画が)アップロードされるのは知っていた。責任はあると思う」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、星野被告は2015年ごろ、経営するメイド喫茶で雇った安達亙被告(38)=同法違反罪で公判中=と知り合い、遅くとも16年12月には安達被告とサイト運営を開始した、と説明。画像更新役の20代の男女=いずれも有罪判決=に漫画の画像データをネット上にアップロードさせ、月1回報酬を渡していたとした。

 起訴状によると、星野被告は作者らの許諾を受けないで、17年5月、集英社の人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」と「キングダム」の画像データをネット上に公開して著作権を侵害したとされる。

 星野被告は、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いでも再逮捕されている。

 集英社は「裁判を通じて『漫画村』の運営の全貌や収益の実態が解明され、再発防止につながることを望む」とコメントした。

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December 17, 2019 at 04:00AM
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