日本でも、保存食作りをしたり、田舎暮らしに憧れる人が増えています。 これは、物質的な豊かさの先にある、精神的な豊かさを求める表れではないでしょうか。 長年通い続けたロシアには、昔から、寒い冬に備えて野菜を育て、保存食にする文化がありました。現代では、徐々に変わりつつある部分もありますが、今の日本の暮らしにも通じるヒントが隠されている、ロシアの「ダーチャ」について取り上げます。
夏のダーチャの仕事が、冬の食生活を支えてきた
わたしがロシアに通い始めたのは20代後半、まさにペレストロイカ前後の頃で、目的は、ボルシチやピロシキといったロシアの料理を知ることでした。でも、大陸である旧ソ連は、中央アジア、コーカサス、バルト、キルギス、ベラルーシほか、たくさんの共和国から成る壮大な国。 世間ではロシア料理と捉えられているボルシチひとつ取っても、実はウクライナの料理ですし、ピロシキにしても焼いたもの、揚げたもの、と色々なものがあり、その後、長い時間をかけて旧ソ連15カ国全土をめぐる結果になったのです。そうしてこそ、ロシア料理が見えてきた部分があります。その時に、ロシア人のライフスタイルである「ダーチャ」に出合いました。
「ダーチャ」とは、都市に暮らす人々が、初夏から秋までの週末を過ごす、菜園付きのセカンドハウスをさします。
モスクワやサンクトペテルブルクの都心のアパートで暮らす友人宅に伺うと、「ダーチャ」で収穫した野菜や、仕込んだ保存食を使った料理などが出てきて、
「うちのダーチャで採れたキャベツの漬物!美味しいから食べて!」
「うちのダーチャで仕込んだプラムのカンポート(ジュース)だから飲んで!」
いつもそう勧められてきました。
自宅の北側の部屋には、野菜の塩漬け、ヴァレーニエ(ロシア風ジャム)やカンポート(ロシア風コンポート)、干し野菜やキノコの瓶詰めがズラーっと並んでいて、最初に見た時には、「これがロシア人の生活の糧なのだ」と大層驚いたものです。
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