2018年、イラスト・マンガ投稿SNS「pixiv（ピクシブ）」の「ジーンピクシブレジェンドマンガ賞」に応募した2作品が大賞を受賞した。そのうちの1作品「小児外科のゆうか先生」が、ピクシブで連載され、昨年11月にはKADOKAWAから単行本になった。小さいころからあこがれていた漫画家の道を歩き始めた。
小学生の頃、アニメを参考にして自分で漫画のキャラクターを考え、ノートに描いていた。「まとめる力がなかったから、途中で終わったりしたけれど、ストーリーは考えた」
中学では漫画を描くための知識を得ようと、幕末や心理学などの本を読んだ。平和学習に刺激を受けて、戦争を題材にしたこともある。高校では授業で学んだ夏目漱石の「こころ」を漫画にした。できた作品は友達や教師に見せていたという。
高校を卒業して周囲の人間関係で悩んだこともある。20歳のころ、漫画家の道を目指しながらも「リスクが大きくて職業として目指すべきではないのではないか」と思ったこともあった。しかし、おもしろい漫画を読むと創作意欲がわく。21歳になって「このまま自分の気持ちにうそをついて、漫画が描けなくなるのはいやだな」と、改めて漫画に挑戦し始めた。
「それまで描きためていた色々な作品達の中から抜粋した」というものを、いろんなコンテストに応募した。そして大賞受賞につながった。
漫画は独学で、作業は夜中が多い。パソコンに向かってペンタブレットで描いている。高校の時、父親が買ってくれたものだ。「できた作品は、データを東京に送信すればいい。米子に住んでいても、まったく距離感は感じません」（大谷秀幸）
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わの・あやこ 1995年、島根県安来市生まれ。松江東高卒。4年ほど前から米子市在住。3月8日には、米子市の「GOOD BLESS GARDEN（グッド・ブレス・ガーデン）」で開かれる「第5回MANGA世界サミット授賞式」にゲスト出演する。
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March 02, 2020 at 07:30AM
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鳥取）小さいころの夢つかむ 漫画家・和乃アヤ子さん - 朝日新聞社
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