阪神岩貞祐太投手は故郷熊本に元気を与える。16年4月14日に最大震度7を計測した熊本地震から4年がたった。甲子園での自主練習後、オンラインに応じ「毎回地元に帰るたびに、道がきれいになったり新しい家が建ったりして、復興しているなと思う」と笑顔。「熊本の皆さんが、不自由なく生活できるようになっているのはすごくうれしい。野球を通じて、貢献していきたい気持ちは変わらず持っています」と力強く語った。

岩貞は16年から熊本県へ支援金や野球道具の寄付を行い、今後も同様の社会貢献活動を継続する考え。「ほとんど毎日、熊本にいる家族と連絡を取ったりします」。プロ7年目も故郷を思う気持ちは変わらない。

活動休止期間は「中継ぎで奪三振率も高い」と、昨季現役引退した高橋聡文氏の投球動画を研究。中継ぎ一筋で通算532試合に登板した剛腕からヒントを得た。今季は先発と中継ぎ両輪が期待される。「いつでも投げられる体作りはずっとやっていました」。フル回転の準備はできている。