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Thursday, June 11, 2020

漫画家の「人と仕事をするのは大変だという話」に反響 テレワークにも通じる「コミュニケーション」の工夫とは(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

 新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリモートワークの導入などによって、「コミュニケーション」の取り方が注目されてきている。そんな中、漫画「四十七大戦」の作者である一二三(ひふみ)さんが投稿した漫画「人と仕事をするのは大変だという話」がツイッター上で話題となっている。 【画像】一二三さん(@hifumix_0123)のマンガの続き  J-CASTニュースは、一二三さんにこの漫画の制作背景や、漫画家業へのコロナの影響などを取材した。 ■約3.4万リツイート、7.6万「いいね」されるなど話題に  一二三さんは、漫画「Now playing」、「四十七大戦(しじゅうしちたいせん)」の作者として知られる漫画家。2020年6月6日、「人と仕事をするのは大変だという話」と題したエッセイ漫画をツイッターに投稿した。  内容は一二三さんとアシスタントの仕事のやり取りの様子で、指示内容をうまく共有できないアシスタントと認識をすり合わせていく様子を描いている。口頭での指示内容を誤解してしまいがちなアシスタントに対して、指示を正確に伝える方法を模索し、そのアシスタントは指示を口頭で復唱することでミスを減らすことができるように。  このような経験を経て、「外からの情報」の処理の仕方は人それぞれだと気づき、ものをどんな風に解釈するのかや認知の仕方は人によって様々であるとし、「『普通』って意外と存在しない」と語る。  この漫画は「共感」や「気づき」を呼び、9日現在までに約3.4万リツイート、7.6万「いいね」されるなどツイッター上で話題となっている。

「同業と指導法を共有する機会がなく苦労してきた」

 J-CASTニュースが、一二三さんにこの漫画を描いた経緯を尋ねると、 「自分が漫画家として絵の指示の難しさをずっと痛感してきたこと、自営業だと同業と指導法を共有する機会がなく苦労してきたことがあります。ある程度回せるようになってきた今、これまでの経験を昔の自分のような駆け出しの方に共有できたら助かるだろうと思ったのが一つです。作品数の多い今漫画アシスタントはどこも人手不足なので、少しでも漫画業界にいい人材が増えれば業界としてもプラスになります」 と、漫画家ならではの悩みとその解決策を共有したいという思いを述べる。  漫画内で一二三さんは、目で見たことを特に覚えているタイプ、耳で聞いたことを特に覚えているタイプ、肌や体全体での経験を特に覚えているタイプの人がいるとの見方を示した。しかし今回の描写は何人かの出来事を組み合わせて書いているとし、実際は人も対応ももっと多様なパターンがあると述べる。さらに、 「それと自分も指示をとんちんかんに受け取ったり失敗を重ねながら成長してきたので分かるのですが、適切なコミュニケーションは上司と部下両方が歩み寄らなければできません。育てれば成長できるのに上司の無理解で自信を失い辞めてしまう人もいれば、失敗を反省せず負担を増やし続ける部下に心を病んで働けなくなる人もいます。どちらか一方だけに理由を押し付けてしまうと本質を見誤るのが仕事の難しさだと常々感じていたので、今ならそういった迷いを両方に寄り添って描けるかなと思いました」 と、自身も仕事内での失敗や反省から学んだという経緯を語った。

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June 11, 2020 at 08:25AM
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