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Sunday, May 24, 2020

漫画は「児童ポルノ」なのか?誰かの"普通"が創作を侵食する。子どもたちを「性的搾取」から救う方法は? - PR TIMES

国連のお偉い方々が仰るには「日本ではポルノ、ビデオゲーム、漫画やアニメが、女性や少女への性的暴力を推進している」らしく、日本は「バーチャルな子どもを性的搾取する表現の主要製造国」らしいです。

バーチャルな子ども…?

日本国内でも日本ユニセフ協会(UNICEFの民間協力団体)は「被害者が実在するか否かを問わず、18歳未満の児童の性的な姿態や虐待などを写実的に描写したもの」を規制すべきだと主張しています。

この主張の根拠としては、①児童ポルノを見る⇒②性犯罪者になる、という思想があるらしく、①がなくなれば②がいなくなると思っているようです。

つまり②を生み出す①に、実写もイラストも関係がない、ということです。

これをカレーに例えると、①カレーの匂いがする⇒②カレーが食べたくなる、だからカレールーの販売も、カレーのイラストもすべて禁止すべき、ということになります。

しかし、実際は匂いを嗅がなくても、カレー好きはカレーを食べたくなり、彼らにカレーを食べさせないためには、カレーを我慢させるしかない(進次郎構文)ではなく、ハヤシライスを食べさせるべきなのかもしれません。

そして実際は①⇒②ではなく、②性犯罪者がいる⇒①児童ポルノを見る、なのかもしれませんし、すべての小児性愛者が犯罪を犯す(既視感を感じる)わけでもありません。

同時にすべての一般の人々が、性犯罪者にならないとも限らないのです。

しかし、実際に一部の小児性愛者は罪を犯し、彼は性的な漫画やアニメを見ていたかもしれません。

ですが、漫画やアニメが原因かは本人にしか分かり得ませんし、そのこじつけが事実なら、彼はゴ〇ゴ13を読んだら人を射殺し、アンパ〇マンを見たら自分の頭をむしり取っていたでしょう。

1.実際の性犯罪の発生率は?

もし①⇒②の主張が正しいのであれば、日本は世界トップレベルの性犯罪国家のはずなので、漫画やアニメも児童ポルノとして規制している国(ヨーロッパ各国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国)と日本を、国連のHPで確認可能な項目、「強制性交」と「強制わいせつ」の発生件数の合計値( sexual violence )を人口差も考慮して比較してみます。

なお、アメリカに関しては国連HPから情報を得ることが出来なかったため、Statistaの統計情報から数値を求めました。

※本当は2019年の被害者が18歳未満の件数のみ抽出したかったのですが、正確な統計を得ることが出来ませんでした。

ヨーロッパ各国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国と日本

なぜか日本の2017年度の資料がないので、警視庁の発行する「平成29年度の刑法犯に関する統計資料」から正確な値を求めます。

上記資料から各国を日本と比べたとき、イタリア以外の全ての国で、日本の何倍も性犯罪の発生率が何倍も高いことが分かります。

そして、イタリアはJETROの発行する「イタリアにおける青少年保護のためのインターネット規制と運用」によると、漫画やアニメを「児童ポルノ」として規制していないようです。

日本の2017年度の数値を算出すると、「Count」は1,109+5,809=6,918となり、「Rates」(犯罪発生率)は6,918÷126,706,000(2017年度の日本の人口)×100,000=5.459883509⇒5.5となります。

また、この統計から日本やイタリアでは「Count」も「Rates」も2012年から大きな変化がないのに対し、カナダ、韓国、フランス、オーストラリア、ニュージーランドでは大きく上昇しています。

加えて上記の「sexual violence」に「児童ポルノ」の摘発件数は含まれていないので、日本は「児童ポルノ」の逮捕者が少なくて、他の国は多いから数値が…、なんてことはありませんからご安心ください。

以上のことから、①漫画やアニメの規制を強化する⇒②性犯罪は減少する、ではなく、①漫画やアニメの規制を強化する⇒②性犯罪は増加する、という国連や日本ユニセフ協会の主張と真逆の仮説が立てられます。

そりゃ数値的根拠を示さずに日本を叩くわけです。

ましてやこの統計は国連のHP上の数値ですから、お偉い方々は「漫画やアニメは性犯罪を助長しない、むしろ抑制する可能性がある」という事実を知ってなお、「日本ではポルノ、ビデオゲーム、漫画やアニメが、女性や少女への性的暴力を推進している」なんて言っているのですから、非常にたちが悪いです。

因みにアメリカはというと

アメリカ関しては2018年度の数字が取得出来たので、最新の値を算出しました。

2018年の「強制性交」と「強制わいせつ」の合計値は、652,676+81,956=704,632件となっています。

「Rates」(犯罪発生率)は、704,672÷327,200,000(2018年度のアメリカの人口)×100,000=215.3643031⇒215.4となります。

これは日本の39倍以上の数字となっています。

もちろんアメリカも、漫画やアニメを「児童ポルノ」として規制しています。

これでもまだ、子どもを「性犯罪」から守るために、漫画やアニメを「児童ポルノ」として規制するべきだと思いますか?

2.「児童ポルノ」ではなく、子どもたちを「性的搾取」から救うには?

先ほどの統計から分かる通り、漫画やアニメを規制しても、子どもたちを「児童ポルノ」から救うことは出来ません。

と言うより「児童ポルノ」から救うという概念が、もう訳が分からないのです。

正しい概念としては、子どもたちを「児童ポルノ」から救うではなく、子どもたちを「性的搾取」から救う、であるべきです。

「児童ポルノ」として映像や画像に残らなくても、今も世界のどこかで、当たり前のように「児童買春」や「性的虐待」が行われています。

個人の問題としてではなく、子どもたちへの「性的搾取」が組織的に行われ"続けて"いるのです。

もし、漫画やアニメを含む「児童ポルノ」の撲滅を主張する方々の目的が、子どもたちを「性犯罪」から救うことなのであれば、もっとも多くの子どもたちを救う方法は、「児童ポルノ」の撲滅ではなく、組織的な「性的搾取」の撲滅であるできです。

しかしもし、漫画やアニメを含む「児童ポルノ」撲滅の目的が、子どもたちを救うことではなく、自分の価値観では理解出来ないもの、汚らわしいと感じるものを排除したいだけなのであれば、例え漫画やアニメであったとしても、それを「児童ポルノ」として排除したいという心情は理解できます。

自分の感情を理解するのは難しいかもしれませんが、もし本当に子どもたちを「性犯罪」から救いたいのなら、漫画やアニメの規制ではなく、子どもたちのために何をするべきなのか、一度冷静になって考えてみませんか?

では、子どもたちを組織的な「性的搾取」から救うためには、どうすればいいのでしょうか?

方法は2つあります。

そのうち1つは「排除」です。

子どもたちへの「性的搾取」に関った人間に重い罰を与え、児童性愛者を発見次第、即去勢することです。

しかし、それは児童性愛者だけで終わるのでしょうか?

もしそれを許してしまったら、誰かの"普通"を強制され、マイノリティーが「悪」とみなされ、人々がお互いに監視しあい”普通”に暮らす、平和な世界が訪れるでしょう。

もう1つは「代替」です。

児童性愛者の目を子どもたちから逸らすため、漫画やアニメを「児童ポルノ」に似せたルアー(疑似餌)として利用するのです。

「児童ポルノ」=「悪」、「マンガやアニメ」=「ロリコン」≒「健全」という価値観を浸透させ、更に圧倒的なクオリティーでチープな「児童ポルノ」を駆逐し、ロリコンを二次元空間に幽閉することで三次元への性的興味を削ぎ落し、「児童ポルノ」の存在価値を否定するのです。

それが結果的に、子どもたちを「性的搾取」から守ることに繋がるのです。

3.子どもたちを救うために、私たちに何が出来るのか?

弊社サービス「NijiGEN Portal」では、取り扱うコンテンツの一部に「バーチャルな子どもを性的搾取する表現」を含んでいる可能性があります。

しかし、バーチャルな子どもの年齢は作者にしか分かり得ませんし、それの見た目が乳首に見えたとしても、作者がタピオカだと言えばそれはタピオカなのです。

とか哲学的な話ではなく、その「バーチャルな子どもを性的搾取する表現の主要製造者」とされる我々は、子どもたちのために何が出来るのでしょうか?

それは、二次元のコンテンツによりロリコンから搾取したマネーを、子どもたちのために活用することです。

子どもの「性的搾取」の根底には、間違った価値観と、貧困が大きく影響しています。

世界には、自分の身体を売ることしか生きる手段を知らない、そんな状況の子どもたちもいるのです。

そして、その子どもたちの家族や、コミュニティーをまるごと組織的な「性的搾取」から切り離し、子どもたちが将来的に自分の身体を売る以外の生きる術を身に着けなければ、「性的搾取」の連鎖から逃れることは出来ません。

そのためには、「性的搾取」に関る組織の摘発、コミュニティーに対する啓蒙と教育、被害者へのケア、人々が安定した職を得て自立出来る、地域社会を形成する必要があります。

それは長く困難な道のりかもしれませんが、今もUNICEFをはじめとする多くのNPOやNGOの方たちが、この問題に取り組んでいます。

「NijiGEN Portal」では取り扱う作品カテゴリーの内、「男性向けR18作品」「女性向けR18作品」の販売によって得た収益の5%を、国連児童基金(UNICEF)に寄付し"続け"ます。

日本ユニセフ協会には寄付しませんので、ご安心ください。

果たしてUNICEFが、「バーチャルな子どもを性的搾取する表現の主要製造者」とされる我々の、ロリコンから搾取した寄付金を受け取ってくれるか定かではありませんが、1人でも多くの子どもたちが「性的搾取」から救われることを、私たちは心から願っています。

4.クリエイターの皆様へのお願い

昨今はコロナウィルスの影響で、参加を予定していたイベントの多くが中止や延期となっています。

もう以前のような即売会は、しばらくの間は開催出来ないかもしれません。

通販や電子書籍としての作品の頒布には、抵抗があるかもしれません。

でも、それでも創作を止めないでください。

あなたの作品を待っている方が、きっといます。

完全な形じゃなくてもいいと思います。

印刷費用や違法アップロードが心配なら、「NijiGEN Portal」を利用してください。

そしてその「NijiGEN Portal」は、2020年6月1日のサービス開始に向けて着々と準備を進めているのですが、実は今、大きな問題に直面しています。

それはクリエイターの皆様から、作品をご登録頂けていないことです…。

恥ずかしくてあまり大きな声では言えないのですが、全く!ええ全く!ご登録いただけておりません!

現状ではサービス開始も危ぶまれますので、最後に一言言わせてください!

「お願いですから助けてください!このままではリアルに倒産します!本当です!でもちゃんと売上の65%+税は払います!嘘じゃないです!お願いします!本当にお願いします!何か分からないことがあったら、土日でも夜中でも対応しますので言ってください!ダメなところがあったら言ってください!助けてください!お願いします!本当にお願いします!!本当に本当にお願いします!!!」

以上です。

それと、プレスリリースと前回のストーリー「漫画村は閉鎖されても、なぜ「同人誌」は違法アップロードされ続けるのか?」で、ご案内させていただいた「NijiGEN Portal Official ArtBook」にて、イラストを描いていただいたクリエーターの皆様をご紹介させていただきます。

F.S様、GEN様、いぬしま様、河野様、Akito様、麻呂太様、れの子様、古澤エノ様、背丈ジラ様、BSM135様、茲助様、戸森あさの様、以上12名の皆様でした。

素晴らしいイラストを、本当にありがとうございました。

プレスリリースや前回のストーリーも、下記にリンクを張りましたので、ご興味がございましたら、是非ご覧になってください。

・漫画村は閉鎖されても、なぜ「同人誌」は違法アップロードされ続けるのか?その被害額は?改善方法は?

×

・NijiGEN Portalプレスリリース

×

・サービスサイト

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・公式Twitter

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