〇ロッテ7―6楽天●（2日・ZOZOマリン）
ロッテはZOZOマリンスタジアムで楽天に逆転勝ちし、勝率を5割に戻した。
スタメン落ちした角中と藤岡がロッテの勝利の原動力になった。
まずは角中が追い上げムードを作った。2点を追う七回に代打で出場すると右越え1号ソロで1点差に詰めた。再び2点差とされた八回、1点を返し、なお1死満塁の場面で登場すると、右前適時打で同点とした。続いたのが七回から出場していた藤岡。決勝の左犠飛で接戦に終止符を打った。
2人とも今季は本調子ではない。2012、16年の首位打者の角中は不振で先発出場が減っていた。もがくほどに「考えすぎて打てなかった」。たどり着いたのはバスケットボールの人気漫画「スラムダンク」のセリフ、「左手は添えるだけ」。競技の枠を超えて、シュートを成功させる秘訣（ひけつ）を打撃に応用し、肩の力を抜いたことで、「カーブはない」と思っていたところに来たカーブにも柔軟に反応できた。
一方の藤岡もこの6連戦で2度の先発落ち。その悔しさから「どんな形でも」としぶとく食らいついた。
投手陣はリーグ最多失点と苦しんでおり、打線の援護が欠かせない。井口監督は「危機感を持ってやってくれた」と途中出場で奮起した2人の活躍をたたえた。【鈴木英世】
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August 02, 2020 at 08:42PM
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不振脱却ロッテの2人 「スラムダンク」ヒントに角中1号ソロ 藤岡、とどめの犠飛 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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