1000万PV超の漫画作品
「1分で泣ける」「1分で勇気」と話題になった新人漫画家・ヤマモトヨウコ氏の「柴ばあと豆柴太」4ページ編。東日本大震災の風景を切り取り、Twitterで発表され、4ページにまとめられた作品は、現代ビジネスで、1000万PVを超える反響となった。 【漫画】SNSで「必ず泣ける」「勇気をもらえる」と話題の作品を無料で読む 孫を亡くした祖母、同級生を亡くした女子高生、親友を失った高校生……それぞれの「心の中の4ページ」のなかでも、中心を占めた、当時小3の少年、虎太郎の祖母・柴ばあと、虎太郎にあだ名をつけられた豆柴犬・豆柴太の物語がいよいよはじまる。 今回、スタートを記念し、一挙掲載している。 4ページとはうってかわって、豆柴太を主人公にしたストーリー。物語の中心は、東日本に生きる人々と、おいしい東北の料理だ。 新連載を記念して、作品の創作秘話をヤマモトヨウコ氏にきいた。
今の東北の様子を描きたい
――まずは「柴ばあと豆柴太」連載開始おめでとうございます！ ありがとうございます。ネームも原稿も書くのに、とても時間がかかるので、連載がはじまってとてもうれしいです。 ――もともと書き始めたのは、2年ほど前なんですよね。 そうです。東北に転勤して、それまで、遠い存在だった東日本大震災のことを考えるようになって……。今の東北の様子を描きたい、終わっていなさも、一生懸命前を向いていることも、なにか描くことで、この場所に詰まっていく思いを描けないかな？と思いました。
自分の祖母をモデルに
――主人公が豆柴犬なのですが、何か理由が……？ 取材を重ねて、いろいろな方の話を聞いていて、どの思いもきちんと物語の中に込めていきたい、応援したい……と思った時、それぞれの心の痛みや、かくしごとに、フラットに近づけて、わからないなりに応援しても、そばにいても、おせっかいな上から目線にならない存在……はなんだろう……と思ったら、犬の目線で、震災後を眺めたいと思ったのです。 犬はたぶんニュースもテレビもわからないから、東日本大震災という言葉も知らないだろうけれど、心の痛みには、誰よりも何よりも気づけるんじゃないか……と。 犬が全部わかってくれているかも？と思えることで、どのキャラクターの痛みに寄り添えることになれて、私自らが「豆柴太」の存在に救われています。 ――豆柴太は昔飼っていた犬とか、モデルがいるんですか？ 豆柴太は、素直に、こんな犬がそばにいてくれたら……という夢の結晶です。でも実際に犬の映像とかをたくさん見て、本当に飼い主のことが大好きなんだな、人の気持ちがわかるんだな……と感じています。 モデルがいるのは「柴ばあ」です。最初は、優しいおばあさんを想定していたのですが、やはり自分の祖母をモデルにしたいと思って……。私は祖母に育てられたのですが、祖母は口が悪くて、元気いっぱいで、でもいっぱい愛情をくれて……。一見がさつで、口が悪くて、そのくせおせっかいで……という柴ばあは、私の祖母がいなければ生まれなかったと思います。祖母が最近元気がないのが心配です。
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August 13, 2020 at 07:30PM
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【漫画】5分で勇気が湧く！おばあちゃんを元気にしたい犬がとった「驚きの行動」とは…？（現代ビジネス） - yahoo.co.jp
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