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Sunday, November 29, 2020

グルメ漫画家なのにダイエット 12キロ減量成功も仕事への弊害も?:紀伊民報AGARA - 紀伊民報

 現在放送中の連続ドラマ『どんぶり委員長』(BSテレビ東京)の原作者であり、食べることと料理をすることが大好きなグルメ漫画家の市川ヒロシ氏が、2ヶ月で12キロの減量に成功した。男性ダイエット本が少ないなか、グルメが仕事という逆境を覆して目標を達成した市川氏が、その体験を漫画でリアルに描き話題になっている。男性だけではなく女性にも通ずるその成功の法則を自身の苦悩とともに語った。

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◆脳をごまかして、最初の1週間を過ぎると食欲がなくなった

――ダイエット体験談をコミックエッセイ『欲望のままに生きるのをやめたら、2ヶ月で12Kgやせてました』(集英社)として出版されました。食べることを仕事にする市川さんがダイエットを始めるのは一大決心だったのでは?

【市川ヒロシ】 料理好き=食べ物好きなので、欲望に負けてしまう生活をずっと続けてきました。すると気づいたら体重が100キロ近くて、写真や鏡に映る自分の姿に目を覆いたくなることがしばしばありました。歳を重ねておじさんになっていくなか、このままでは人としてマズイのではと思い立ちました。当時の彼女に言われたこともあるのですが、やっぱり自分の見た目がイヤでしたね。

――2ヶ月のダイエット生活でいちばんつらかったことは?

【市川ヒロシ】 最初の1ヶ月に一気に体重が落ちて、そこから停滞期に入ったんです。食べ過ぎていないし、お酒も飲んでいない。運動もしているのに1グラムも体重が落ちない日が10日くらい続いて。心が折れそうになりましたが、コミックエッセイに描いている通り、生活スタイルを少し変えるのと意識改革でなんとか乗り切りました。この本のお仕事を受けていたのも「なんとかしなきゃいけない」と後押しになって。いい意味でプレッシャーになりました(笑)。

――食欲を抑えるのはそれほどきつくなかったですか?

【市川ヒロシ】 最初の1週間は食欲がすごくあってつらくて、それを過ぎるとだんだん食べたいという気持ちがなくなっていった気がします。基本的に炭水化物は食べてはダメですが、肉、魚、卵、チーズは量を管理すればOK。1週間を過ぎてからは、それほど大変ではなかったです。ただ、お酒が飲めないのはきつかった。それまで毎日飲んでいましたので。人工甘味料が入っているノンアルコールカクテルで脳をごまかしました(笑)。

――ダイエットって終わりがゴールのようでそこからがまたスタートですよね。

【市川ヒロシ】 12キロやせてからもう1年くらい経ちますが、そのあとの維持の難しさをずっと感じています。僕はちょいちょいドカ食いをしてしまうんですけど、ダイエットのやり方は身についているから、増えたらまた減らせばいい、と今はだいたい86キロくらいをキープしています。気楽に考えて、メリハリをつける生活ができればといいと思います。食べることは欲望。食べたいときは食べてもいい。ただ、果たして今、本当に食べたいのかを自分に問いかけてみるのもいいと思います。いったん立ち止まって考えると、量が減ってきたり、食べ過ぎなかったりします。

◆メディア出演に憧れていたけど今はひっそり暮らしたい

――SNSで積極的に自身のことを発信するダイエット中の人は多いようです。市川さんはSNSはどう活用されましたか?

【市川ヒロシ】 SNSで人に見られることで気合いが入る、自分への戒めになる、自分に厳しいルールを作っていく、という使い方の人にはいいと思うんです。でも、僕は始めてからすぐにやめてしまいました。自分の経験や知識を押し付けようとするようなリプライが多いのがストレスになって。SNSではダイエットはマウントを取りたい人が多いテーマのような気がします。SNSも人それぞれによって向き不向きがあるとは思いますね。

――グルメ漫画家なのにダイエットエッセイを手がけることの弊害はありませんでしたか?

【市川ヒロシ】 それはとくにないですね。ただ、ダイエット中は自分は食べられないのに、食べ物の画を描くのは辛かったですね。漫画に出てくる料理は自分でも作っていることが多いのですが、作るだけ作って食べるのはほかの人にお願いしていました。2ヵ月間だったので我慢できましたが、これが1年だったら耐えられなかったかもしれないですね。

――“グルメ漫画家がダイエット”はキャッチーな打ち出しですよね。

【市川ヒロシ】 そこまで考えていないですよ(笑)。このお仕事の依頼があって、男性漫画家であまりダイエットを描いている人がいないので、おもしろそうだなと。せっかく貴重な体験をしているのを発表したいという意識です。

――原作を手がけたドラマ『どんぶり委員長』が放送中でメディア出演の機会も増えていると思いますが、ご自身もビジュアルとスタイルを整えて、これからメディアで広く活躍していこうという布石のダイエットだったということは?

【市川ヒロシ】 最近はひっそり暮らしたいと思っているんです(笑)。昔はメディアに出演することに憧れていたのですが、いま実際にちょっとかじってみると、これまでのすごく気楽に生きてきた生活ができなくなりそうで…。人に見られている感じがして落ち着かなくて、田舎で暮らしたくなっています。そう思うのはいまだけかもしれないですけど。

――でも、エッセイの帯には、裸のご自身のダイエット・ビフォーアフター写真を載せています。

【市川ヒロシ】 恥ずかしいのとプレッシャーでだんだん人に会いたくなくなってきていて。やっぱり見ないで欲しいという気持ちになっていたりもします(笑)。

◆ダイエットをして幸せになった 女性にモテるし自分に自信がつく

――今回のダイエットをしたことで幸せになりました?

【市川ヒロシ】 見た目がましになったこともありますが、やはり健康になったことですね。あと、太っているより痩せているほうが女性にモテますし(笑)、自分に自信がつきました。そういう意味では幸せになっています。最初の動機がナルシストっぽいんですけど、ジムのトレーナーさんにそのくらいのほうがダイエットにはちょうどいいと言われました。人にどう見られているか気になってしまうので、僕もナルシストのほうですかね(笑)。

――今回のダイエットが仕事のプラスになったことはありますか?

【市川ヒロシ】 食材の栄養素とその効能について興味が出たり、調べたりしたので、それを活かした漫画をこれから描こうと思っています。ただおいしそうな料理のグルメ漫画ではなくて、栄養学に寄った、読むことで学べる漫画、人々の生活にプラスになる漫画を考えています。

――12キロダイエット後のリバウンドとの戦いの生活も気になります。こちらは漫画では描かれないんですか?
【市川ヒロシ】 ネタになるほどの生活をしていないので(笑)。エッセイの最後に後日談を書き下ろしていますが、これからもそんな感じの似たような生活です。

――最後にエッセイには描けなかったダークな部分の思いを聞かせていただけますか。

【市川ヒロシ】 難しいですね…。エッセイに出てくる当時の彼女がダイエットにまったく協力してくれなかったことはいまでも腹が立ちますね(笑)。目の前でガンガンお酒を飲むし、本当に他人事で。彼女を可愛らしい画で描くことで、その時のことをなんとか忘れようとしていました(笑)。

(文/武井保之)

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