28日(土)に行われたF1第15戦バーレーン公式予選を終えて、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、決勝でメルセデスを打ち負かす事は「難しい」としながらも、タイヤのデグラデーションが自身にとって有利な展開をもたらす可能性に期待している。
FP3でのファステストラップを経て予選に臨んだフェルスタッペンだが、メルセデスの壁は高く、ポールポジションをルイス・ハミルトンに取られ、Q3の最後のアタックでバルテリ・ボッタスにも先行を許した。
バーレーン・インターナショナル・サーキットの路面はタイヤへの攻撃性が高く、今週末は特にソフトタイヤのデグラデーションが大きい傾向にあった。レースでは最低2度のピットストップが必要になると見られており、仮に純粋なペースで勝てなくとも、一発の速さよりもタイヤを守る事を優先したセットアップが勝利へのチャンスをもたらす可能性は否定できない。
予選を振り返ったフェルスタッペンは「ラップそのものはまずまずだったけど、低速コーナーでリアのグリップが若干不足していた。ただ、全体としては悪くない予選だったと思う」と語った。
「無論、ポールポジションを懸けて戦いたかったけど現実的とは言えない状況だったし、路面がクリーンな奇数側の3番グリッドだから良しとしなきゃね」
メルセデスに対する勝算については「分からない。今日の彼らは(昨日よりも)間違いなくペースを上げてきたし、明日になっても彼らに勝つのは難しいと思う」としながらも、「僕らはタイヤ的に他とは違う選択肢を残しているから、それが有利に働くかどうか見てみるつもりだ」と期待を込めた。
「ここはタイヤに凄く厳しいサーキットだから、明日のレースがどうなるか見ものだ。(セットアップ的に)上手く妥協出来ていると良いんだけど」
フェルスタッペンにとってのもう一つの希望はチームメイトのアレックス・アルボンだ。
初日のクラッシュから見事カムバックした相棒は、フェルスタッペンの後方4番グリッドに着く。アルボンが仮に、最前列からスタートするルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのピットストップ・ウインドウ内を維持して走行できれば、メルセデスの戦略の幅を狭める事ができる。
「何が起きるか様子を見てみるよ。僕としてはできる限りメルセデスのマシンに離されないように背後に留まって、その上でチャンスを見出せればと思ってる」とフェルスタッペンは付け加えた。
2020年F1バーレーン・グランプリ決勝レースは、日本時間11月29日(日)23時10分にスタート。1周5412mのバーレーン・インターナショナル・サーキットを57周する事でチャンピオンシップを争う。
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