「バゲット」を切り分けていたときの出来事を描いた漫画がSNS上で話題となっています。ある日、バゲットを食べようと端の方を切り分けていた女性。すると、フランス人夫が「それをフランスでするととても失礼なんだよ」と迫ってきて…という内容で「初めて知りました」「いつも端を食べちゃってました」「驚きました」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
バゲットに対する強烈なこだわり
この漫画を描いたのは、大場もも(ペンネーム)さんです。漫画家として活動しています。フランス人の夫、娘との生活を描いたエッセー漫画をインスタグラムやツイッターなどに投稿しています。ウェブサイト「cakes」で「我が家にフランス家族がやってきた!」を連載していました。12月10日から、続編の連載が決定しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
大場ももさん「20歳で漫画を描き始め、漫画家を目指していましたが挫折して、絵を描く生活から離れていました。長女の出産で退職したのを機に、また少しずつ絵を描くようになりました。2019年、日仏結婚の日常を描いたエッセー漫画で『清野とおるエッセイ漫画大賞』奨励賞を頂いたのをきっかけに、エッセー漫画の面白さに目覚め、SNSに投稿するようになりました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
大場ももさん「フランス人の夫のバゲットに対する強烈なこだわりと、私が感じた『へえ~』という感覚を皆さんに読んでいただきたいと思ったからです」
Q.これまで、バゲットの端は大場さんが食べていたのですか。
大場ももさん「あまり意識したことはありませんでした。あ、でもよく、娘がちゃっかり一番に端っこをかじっていました」
Q.この後はどちらが端を食べたのでしょうか。
大場ももさん「半分にしました。フランスでは『バゲットの端』にも名前があることをこのとき初めて知りました。フランス語は何にでも名前があるので、単語を覚えるのが大変です!」
Q.旦那さまは日本のパンも好きなのですか。
大場ももさん「基本はバゲットやクロワッサンなどフランスのパンが好きですが、最近は米粉パン屋の米粉クロワッサンにハマっています。もちもち食感が好きだそうです」
Q.他に日仏の違いを感じることは。
大場ももさん「あまりありませんが、『食感』の好みが違うなあと感じることはあります。例えば、夫はヤマイモ、オクラ、納豆などのネバネバ系やイカ、タコなどの、なかなかかみ切れない系食材は苦手です」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
大場ももさん「フランス在住の方やフランス人のパートナーを持つ方は『あるある~!』と共感してくださるコメントが多かったです。日本の方は『えええ!』と驚かれる方がいる一方、『私も端っこ好き』など、実はバゲットの端っこが好きな方がたくさんいらっしゃることが分かりました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
大場ももさん「12月10日からウェブサイト『cakes』でコミックエッセー続編の連載が決定したので、日本とフランスの文化交流を描き、さまざまな文化や考えを読者の方と共有できたらいいなあと思います。そして、20歳でかなわなかった創作漫画デビューにも再挑戦したいです!」
(オトナンサー編集部)
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December 01, 2020 at 05:14AM
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バゲットの端っこを食べようとしたら、フランス人夫が"とても失礼!"と…「驚きました」 - オトナンサー
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