韓国の新星金阿林(25)が15年田仁智(チョン・インジ)以来5人目の初出場初優勝を飾った。

最終日は通算1オーバーからスタートし、上がり3連続を含む6バーディー、2ボギーの67をマーク、通算3アンダーで頂点に立った。最終ラウンド(R)の5打差逆転Vは、95年アニカ・ソレンスタム以来25年ぶり7人目の最大差逆転劇。

世界ランク94位で韓国ツアー2勝、米ツアーのノンメンバーで米本土の競技自体初出場だったキムは「第3Rが残念な内容だったので、最終Rは絶対巻き返すと強く思っていた」という。開催コースについて「アメリカのコースはとても広く、韓国とは様相が違うと(米ツアー経験のある)みんなが教えてくれていた。初出場でもしっかり準備ができていた」という。また「今日はティーイングエリアが移動していて(第2打などで)自分にピッタリの距離が残る場面が多かった」と幸運だったことも明かした。

朴セリが98年大会を制して始まった韓国勢の台頭。この10年で韓国選手の優勝は昨年の李晶恩に続き、実に7人目となった。