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Monday, December 14, 2020

【記者の目】他球団から巨人への“口止め”に強い違和感 - サンケイスポーツ

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 巨人は14日、セ・リーグ理事会で山口寿一オーナー(63)名の文書で、来季に指名打者(DH)制を暫定導入することを提案した。2012年から継続議題として話し合われてきたセのDH制導入に当初から推進派の巨人が議論を加速化させた形だったが、他球団の賛同を得ることはできず、来季の実施は事実上の見送りとなった。

 「2対4」で賛同を得られなかった以上に、関係者の話を聞くにつれて強い違和感を覚えたのは、他球団から巨人への“口止め”があったことだ。

 この日の理事会での提案に対し、暗に棚上げを求めると同時に「表に出すなら議論しない方がいい。(DH制を導入しなかった場合)セ・リーグのイメージに傷が付く」との圧がかかったという。密室となれ合いが組織を腐敗させるのは世の常だ。

 カブスのダルビッシュが先日、自身のYouTubeチャンネルで、セ・パの格差について「リーグの体質の問題」と持論を展開した。パはトレーニング法などについても他球団との情報共有がされているが、セは規定時間以外の対戦チームの練習場やウエートトレーニングルームの入場を制限する球団があったと指摘した。

 DH制導入か否かという結論は別にしても、巨人が異例のオーナー名で文書を配布した“本気”に、球界全体、世間やファンの反応もうかがいながらオープンに議論を尽くす過程があっても良かったのではないか。旧態依然の“体質”が残念でならない。(プロ野球遊軍・東山貴実)

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