ヤクルトの元エース安田猛(やすだ・たけし)氏が死去したことを受け、ソフトバンク王貞治球団会長(80)が21日、かつてのライバルを悼んだ。

球団を通じて「安田さんは少し変則的な投げ方でしたが球に力があり、テンポが良くて度胸がある投手でした。訃報に接し757号を彼から打ったことを思い出しました。病魔との闘いは大変だったでしょう。安らかにお眠りください」とコメントした。

安田氏は「王キラー」とも呼ばれ、あのハンク・アーロン氏を超える756号がかかった場面では抑えられた王会長だが、次の757号を打ったシーンを脳裏によみがえらせ、ライバルとの戦いを懐かしんだ。