将棋の藤井聡太2冠(棋聖・王位=18)が今春、卒業を予定していた名古屋大教育学部付属高校(名古屋市)を1月末で自主退学したことが分かった。日本将棋連盟が16日、発表した。

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第一報を耳にしてびっくりしました。同時に残念です。はたから見ていますと対局は多いものの、高校を出るだけの単位は取得できていると思っていました。せっかく高校に進んだのですから、いっぱい勝っていてもギリギリでいいから、石にかじりついてでも卒業する方法はなかったのでしょうか。研究派の棋士で、将棋の研究に時間を費やす分、シワ寄せが来たのだろうと思います。

現在の藤井さんの状況を判断しますと、将棋は好調で進境も著しい。順位戦でも次期B級1組への昇級を決め、名人へまた一歩近づきました。

少し早めに学生生活は「自主卒業」となりましたが、腹をくくって将棋1本で精進してほしい。大きな期待を持ちますし、大成できるように応援します。(加藤一二三・九段)