浜松市平山小学校(北区三ケ日町)は十二日、「ミドリムシから学ぶSDGs(持続可能な開発目標)」と題した特別授業を四〜六年生二十二人が受けた。電子機器製造のシステック(同区新都田)社員を講師に招いた。
SDGs学習に精力的な同校では、微生物のミドリムシが五億年以上繁殖し続けてきたことに着目。授業では同社でミドリムシを使った食品開発などの研究を進める梶村泰介さんと宮下公一さんが、生きたミドリムシを光学顕微鏡で拡大して可視化し、児童が観察。枯渇ぎみの水分を個体同士が共有する特徴が、SDGsの十七目標のどれに当てはまるかを話し合った。
石田奈那さん(五年)は「動くミドリムシを見たのは初めて。謎が多い生きものだけど、SDGsが掲げる社会をつくるためのヒントになるかもしれない」と実感を込めた。「ユーグレナ」の学名があるミドリムシに五十九種類の栄養素が備わることも紹介され、「飢餓をゼロに、の目標にも合致する」という声も児童の間で広がった。 (武藤康弘)
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