（選抜高校野球大会、明豊５－４中京大中京、準決勝、３１日、甲子園） 中京大中京（愛知）は背番号１０の柴田青投手（３年）が先発したが、四回に明豊（大分）打線につかまる。４長短打に四死球が絡み、５失点。１２１球の球数制限があるエースの畔柳亨丞（３年）は救援で追加点は阻んだが、２回１／３で降板した。中京大中京打線も五回以降に反撃。五回は２死二塁から２番・杉浦泰文左翼手（３年）の適時打。六回は１死二、三塁から６番・加藤優翔捕手（３年）の２点適時打で追い上げるなどしたが、及ばなかった。 畔柳は「（準々決勝までの）疲れが残り、六回に３者三振を取った後、右腕に急に力が入らなくなった。この舞台に夏、戻ってくるため、イチから出直します」と降板の理由を説明し、再出発も誓った。決勝進出を逃した高橋監督も「この経験は畔柳を大きくする。夏に向け、畔柳の前後を投げられる投手を作る」と全国の舞台でエースを支えられる投手陣の底上げを図る。
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