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まもなく「こどもの日」ですが、「こいのぼり」はなぜ色とりどりなんでしょうか。意外なきっかけがあったそうです。 東京タワーの下で優雅に泳ぐ、色とりどりのこいのぼり。その数は333匹。赤、青、緑、オレンジ、紫、黒、とってもカラフルです。古くから「端午の節句」で飾られてきた、こいのぼりですが、いつから、こんな多彩になったのでしょうか。 その鍵を握る一因は、意外にもオリンピックの「五輪マーク」でした。訪ねたのは、全国でも珍しいという、手描きのこいのぼり職人・金田鈴美さんです。 江戸時代から始まったとされるこいのぼり。以前は「黒」と「赤」だけだったといいます。有名なこいのぼりの歌詞にもその名残が。 「真鯉(まごい)」は黒い鯉(こい)、「緋鯉(ひごい)」は赤い鯉のことです。 では、黒と赤だけだったこいのぼりが、なぜ、カラフルになっていったのでしょうか。 金田さんによりますと、初代の手描き職人が1964年の東京オリンピックを見て、ヒントを得たといいます。 そこで試しに、色とりどりのこいのぼりを作成。しかし、当初は。 手描き鯉のぼり職人三代目金龍・金田鈴美さん:「他のこいのぼり職人たちにすごくバカにされたそうで、見たことない鯉のこいのぼりなんか売れないんじゃないかと」 それでも、日本中が沸いたオリンピックを機にカラフルなこいのぼりは、普及していったといいます。 果たして、コロナ禍で迎える2度目の東京オリンピックは、こいのぼりのように、色鮮やかに輝くのでしょうか…。
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