ちょっとした工夫で、部屋はより落ち着いたものになる。
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- 3人のインテリアデザイナーに、より寛げる居住環境を実現するために、取り除いた方がいいアイテムについて聞いた。
- クッション多すぎたり、使わないものが散乱したりしていると、家の中が窮屈で居心地が悪くなる。
- 柄物のファブリックは、寝室やリビングを落ち着きのない雰囲気にしてしまうことがある。
写真立てが多すぎると雑然としてしまう
たくさんの写真立てで雑然としたサイドテーブル。
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MVA ホーム(MVA Home)のインテリアデザインマネージャーであるボー・クーリアス(Bo Keuleers)によると、家族の写真でサイドテーブルの上をいっぱいにするのが好きな人は、飾る場所を壁に変えた方がいいという。そうすれば棚やナイトスタンド、ドレッサーなどがすっきりするだけでなく、より機能的なアイテムを置くスペースができるので、リラックスした雰囲気づくりにつながるとクーリアスは言う。
写真立ての替わりに、ランプやキャンドル、ディスプレイに適した本などを置き、より明るく、散らかりにくい空間にすることを彼女は提案している。
柄物のファブリックは圧迫感があり、リラックスの妨げになることも
無地でアクセントになる色のクッションがあれば、よりリラックスした雰囲気になる。
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穏やかな雰囲気づくりにはふさわしくないデザインもある。
サラ・バーナード・デザイン(Sarah Barnard Design)の創設者でインテリアデザイナーのサラ・バーナードによると、エネルギッシュな柄は気が散りやすく、睡眠やリラックスを妨げる可能性があるという。
一方、無地のファブリックは、目の負担にならないと説明した。
クッションが多すぎると、部屋が窮屈に見える
たくさんのクッションで狭くなったソファ。
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クーリアスは、落ち着いた雰囲気にしたいのであれば、クッションを置きすぎることは避けた方がいいとも述べた。
「新品のソファを手に入れると、うれしくてクッションをたくさん置いてしまう人がいる」と彼女はInsiderに語った。
「だがあまりにも多いと、窮屈になって居心地が悪くなる。来客時にはスペースを空けるためにそれらのクッションはたいてい床に置かれ、さらにごちゃごちゃした印象になってしまう」
コーナーソファの場合はクッションを3つだけ置くようクーリアスは提案している。3人掛けなどのソファの場合は、クッションを人が通ることの少ない側に2つ、その反対側に1つだけ置くと、空間のバランスが取れるという。
郵便物を溜め込まない
郵便物はすぐに溜まり、部屋が散らかる原因となりがちだ。
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ウィンバリー・インテリア(Wimberly Interiors)のクリエイティブ・デザイナーであるリアナ・ホーズ(Liana Hawes)は、郵便物は落ち着いた雰囲気を乱すものだと言う。
郵便物を処理する最善の方法は、毎日それらに目を通すようシステム化することだとホーズは提案する。そうすれば、郵便物がたまって散らかることはない。
カウンターの上に郵便物がたまるようであれば、引き出しや収納ケースなど、整理するまでの保管場所を決めておくといいだろう。
ハンガーラックはリラックスした雰囲気を損なう
ハンガーラックは、デザインがよくても視界に入ると見苦しい。
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郵便物と同様、ハンガーラックも見た目が悪いので、処分した方がいいとクーリアスは提案する。
「ハンガーラックがあると、衣類を床に置かずにすみ、取りあえず椅子に掛けておくということもなくなるが、それでも目障りであることに変わりない」と彼女はInsiderに語った。
このようなラックを処分することは、使わなくなって場所を取っているだけのコートを処分するきっかけにもなる。
キッチンやバスルームでは、家電やほとんど使わないアイテムを収納し、カウンターをできるだけ広く使えるように
不要な電化製品はカウンターに置かない。
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落ち着いた雰囲気を実現する一番の近道は、キッチンとバスルームのカウンターに置きっぱなしになりがちなアイテムを収納することだとクーリアスは言う。
特にキッチンでは、トースターや鍋、フライパン、水切りかごなどを、使わないときに隠せる場所を確保するように提案している。
「お気に入りの料理本やフルーツバスケット、グリーンなど、実用的でインテリアにもなるもの以外は、すべて片付けた方がいい」とクーリアスはInsiderに語った。
オープン収納は、見苦しくなることも
デコレーションボックスを使えば、ごちゃつくものを隠すことができる。
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必要なものを隠す方法も重要だ。
オープンクローゼットや本棚のような見える収納は、落ち着いた雰囲気にはつながらないこともあるとホーズは言う。
「できるだけきれいなボックスなどに物をしまうこと。そして必要であれば、それぞれのボックスに統一感のあるすてきなラベルを付けるといいだろう」
電子機器は引き出しに隠し、気が散る要素を最小限に
植物を飾ることで、より穏やかな空間づくりができる。
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テクノロジーは我々の生活に欠かせないものであり、ほとんどの人が生活空間に複数の電子機器を置いている。しかし、穏やかな雰囲気にしたいのであれば、それは理想的ではないとバーナードは言う。
「私がクライアントに勧めているのは、寝室やリビングに持ち込む電子機器は最小限にし、代わりに植物を置いてテクノロジーと自然のバランスを取ることだ」とInsiderに語った。
ノートパソコンや携帯電話を安全に収納し、視界に入らないようにするために、大きな引き出しを使うようにするといいだろう。
小銭や小物類はたまりやすく、散らかる原因に
玄関の台に小銭や鍵などの小物を置くと散らかってしまう。
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玄関の台は、小銭や鍵などのポケットに入っているこまごました物が散らかりやすい場所だとクーリアスは言う。
これらの小物類を隠しながら取り出しやすくするために、デコレーションボックスを台に置くことを検討するといいだろう。
重たげなカーテン類は圧迫感があり、陰気な印象を与える
重たげなカーテンは、部屋を息苦しく感じさせる。
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「何枚ものファブリックを重ねることは、かつては人気のあるインテリアデザインだった」とクーリアスはInsiderに語った。
「しかし最近では、カーテンの重厚なドレープ、上飾り、前飾りは、部屋を息苦しく、圧迫感のある陰気な印象にし、時代遅れにしてしまう」
その上、自然光が部屋に入るのを妨げてしまうと彼女は付け加えた。
カーテンを薄手の生地に変えれば、部屋の印象がぐっと良くなり、明るくなるだろうとクーリアスは述べた。
[原文:Interior designers reveal 10 things you should get rid of to create a more peaceful space]
(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)
からの記事と詳細 ( インテリアデザイナーが明かす、落ち着いた居住空間づくりのヒント - Business Insider Japan )
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