J1第17節が30日に各地で開催され、首位川崎フロンターレはホームで6位鹿島アントラーズに2-1で勝利した。同点で迎えた終了間際にFW小林悠が劇的な決勝ゴールを奪取。J1新記録の開幕20戦負けなし(16勝4分)を達成するとともに、昨季から続く無敗記録も25試合に更新した。
首位を独走する川崎Fは前節・湘南戦(△1-1)から5人の先発メンバーを変更。DFジェジエウ、DF登里享平、FW家長昭博、FW三笘薫、FWレアンドロ・ダミアンが起用された。対する鹿島は前節・C大阪戦(○1-0)から1人のみをチェンジ。MF白崎凌兵に代わり、FW上田綺世がスタートからピッチに立った。
相馬直樹監督の就任以降、8戦6勝と上り調子の鹿島だったが、前半1分に軽率なプレーから相手に決定機を与えてしまう。自陣ゴール前でクロスをカットしたMFディエゴ・ピトゥカがドリブルで持ち運ぶと、後ろからL・ダミアンのスライディングを受けてボールロスト。こぼれ球を拾った三笘がPA内左に進入し、左足でグラウンダーの鋭いシュートを放つ。しかし、ゴール右に外れた。
その後も川崎Fが攻撃のペースを握り、前半19分にスコアを動かす。ジェジエウが右サイドに開いたDF山根視来にボールを送り、受けた山根は素早く斜め前方にパス。家長を飛ばしてPA内右に転がると、走り込んだL・ダミアンが右足のダイレクトシュートに持ち込む。GK沖悠哉の股を抜いてネットを揺らし、得点ランキング首位タイの今季12ゴール目を記録した。
1点ビハインドで折り返した鹿島はハーフタイム明けから攻撃シーンを増やすと、後半14分に大きなチャンスを迎える。右サイドで上田がボールを奪い、FW土居聖真に預けてランニング。ドリブルで持ち上がった土居からPA内右にスルーパスが送られるも、フリーで反応した上田はGKチョン・ソンリョンの飛び出しを受け、シュートは打てない。
さらに攻勢を続け、後半16分には途中出場の白崎からのくさびを受けたMF荒木遼太郎が裏へスルーパス。PA内左で巧みなトラップを見せた上田が飛び出したGKチョン・ソンリョンに触られる前に、右足で軽く浮かせたシュートを流し込む。直後にオフサイドの旗が上がったものの、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるチェックを経て得点が認められた。
上田の今季6ゴール目で1-1と同点に追いつかれた川崎Fは、後半19分に三笘を下げてMF長谷川竜也を投入する。さらにダブルボランチ気味に変更し、インサイドハーフだったMF旗手怜央が右サイド、同ポジションにいた家長がトップ下に回った。
終盤も互いに交代カードを切って勝ち越しを狙う展開の中、次の1点を奪ったのは川崎F。後半アディショナルタイム4分、PA左角付近から長谷川が右足でクロスを送り、FW知念慶とDF町田浩樹が競ってボールがファーに向かう。1分前に投入されていた小林が胸トラップし、左足で蹴り込んだ。
この得点シーンについてもオフサイドだったかどうかVARのチェックが入ったが、小林の今季7ゴール目が認められて2-1。川崎Fが土壇場で白星をつかみ、鬼木達監督にJ1最速となる通算100勝目をプレゼントした。
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