サッカーJ2の京都サンガFCは28日、千葉市のフクダ電子アリーナで第41節の千葉戦を行い、0―0で引き分けて自動昇格できる2位が確定し、2010年以来12年ぶりとなるJ1復帰を決めた。
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サンガは今季、湘南を3度のJ1昇格に導いた京都市左京区出身の曺貴裁(チョウ・キジェ)新監督(52)=洛北高-早稲田大出=が就任。攻撃的なサッカーで4月から15戦無敗のクラブ記録をつくるなど快進撃を見せた。運動量を生かした鋭いプレスや攻守の切り替えの速さ、人数を掛けた分厚い攻めが光り、第15節で初の首位に立つと、その後は2位以上をキープし、第40節終了時点で連敗は一度もない。
第40節終了時点で、昨季J2得点王のFWピーター・ウタカが21得点、FW宮吉拓実が10得点などリーグ4位の59得点。DFヨルディ・バイスらを中心にリーグ最少の31失点に抑えるなど、攻守ががっちりかみ合った。
また、MF福岡慎平やMF川崎颯太、DF麻田将吾、GK若原智哉らサンガの下部組織出身の若手もチームの核となって躍動し、目標としてきた育成型クラブとしての象徴ともなった。
サンガは1996年からJリーグで戦い、J1とJ2の昇降格を何度も経験した。2011年から4度目のJ2となり、12、13年にリーグ3位となって昇格プレーオフ(PO)に進んだが敗退。その後はシーズン途中での監督解任が続くなど安定せず、18年には過去最低の19位に低迷するなど苦しんだ。
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