● 「獅子吼」とは、ライオンがほえることやその声をいう。大いに熱弁をふるうこと
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獅子吼(ししく)
〔意味・由来〕 ライオンがほえることやその声をいう。大いに熱弁をふるうこと。「獅子」+「吼」の三字熟語。「獅子」とは、ライオンを指し、「吼」は、ほえるという意味。
芥川龍之介の作品には、切支丹ものが多い。短編小説『おぎん』もそのうちの一つである。「天主教」が弾圧されていた頃、主人公のおぎんは、無知な仏教徒であった実の両親を亡くした。隠れ切支丹の夫妻に引き取られると、養父から洗礼を受けて「まりや」と名づけられる。おぎんは仏教を信じていなかった。釈迦が生まれた時、「天上天下唯我独尊」と獅子吼した事など全く信じなかった。その代わり、聖母マリアが、キリストを自然と身ごもった事は、信じている。
ある日、隠れ切支丹として養父母と共に捕らえられたおぎんは、役人から責め苦を受ける。最後に「切支丹を捨てるのであれば助けてやる」という役人の声に、おぎんはあっさり切支丹を捨てると宣言する。この態度の豹変には諸説あるらしい。おぎんは宗教に生きる人ではなく、生きるために宗教を選ぶ人だと思った。
〔引用〕 ―――しかしおぎんは幸いにも、両親の無知に染まっていない。これは山里村居つきの農夫、憐みの深いじょあん孫七は、とうにこの童女の額へ、ばぷちずものおん水を注いだ上、まりやと云う名を与えていた。おぎんは釈迦が生まれた時、天と地とを指しながら、「天上天下唯我独尊」と獅子吼した事などは信じていない。(芥川龍之介『おぎん』)
西角けい子(にしかど・けいこ)
ステージメソッド塾代表/学習コンサルタント/三字熟語研究家
オムロンを退職後、日本有数の大手塾の激戦区である兵庫県西宮北口にステージメソッド塾を開業。
国語力を急伸させる独自の「ニシカド式勉強法」により、わずか6ヵ月でごく普通の成績だった7名の塾生を日本一(全国版学力テスト)に育て、多くのマスコミから取材される。「お母さんの言葉がけ」と、「暗記力」「ノート力」「作文力」アップを重視した「ニシカド式勉強法」は定評があり、倍率10倍以上の超難関公立中高一貫校に、14年連続地域No.1の合格者を出している。片道3時間以上かけて通う小学生や新幹線や飛行機で通塾する中学生もおり、塾周辺に転居してくる家庭も多い。
ひょんなことから、国語の世界で影が薄い「三字熟語」のおもしろさに気づき、軽やかで、庶民的で、思わずクスッと笑ってしまう三字熟語にハマる。三字熟語ラブな思いが高じて、三字熟語クイズを作り始めた。夏目漱石や太宰治などの文豪が使う「三字熟語」の巧みな表現にしびれ、文豪の人間味や生き方に興味を抱き、文豪の出生地巡りや墓参りをしながら、「三字熟語」の探究を続けている。
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