2022年02月12日22時22分
【ロンドン時事】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は12日、北京五輪に参加しているフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ選手(15)=ロシア・オリンピック委員会(ROC)=がドーピング違反により科された暫定資格停止処分を解除された問題で、処分解除の決定を不服とした国際オリンピック委員会(IOC)などの訴えに対し、14日午後(北京時間)に裁定を下して通知すると発表した。
CASは13日夜にオンラインで聴聞会を実施する予定。ワリエワ選手は7日まで行われた北京五輪のフィギュア団体で、ROCの金メダルに貢献。優勝が有力視される個人種目は15日に始まる。
CASは、IOCと世界反ドーピング機関(WADA)に加え、統括団体の国際スケート連盟(ISU)からも処分解除の決定を不服とする訴えを受理した。昨年12月25日の検査で採取したワリエワ選手の検体から禁止薬物トリメタジジンが検出され、1カ月半近くが経過した今月8日に結果が報告された。
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