第94回選抜高校野球大会 1回戦 星稜5-4天理 ( 2022年3月22日 甲子園 )
【福島敦彦の迫球甲子園】ミスこそ出たが、互いに力のあるところを示した。
私も監督時代に経験があるが、延長を含めた終盤の接戦において先攻は常に先手を奪わないといけないプレッシャーで、やりづらさがあった。ただ、星稜は8回に同点にされても勝ち越しを許さず、延長に入っても2イニング続けて得点を重ねた。相手のミスがあったとはいえ、本当に力がないとつけ込むことはできない。まして相手は天理だっただけに相当に鍛えられ、しぶとさを持っていると感じた。
もちろん、最大の勝因は投手陣の踏ん張りだ。マーガード投手は要所で縦に変化するカットボールが抜群で、とりわけ左打者に効果的だった。1、2番の左打者を完璧に抑え戸井君、内藤君の右の中軸の前に走者を置かなかったことが好投につながった。救援した武内君も2年生とは思えないマウンドでの落ち着きぶりだった。
天理も終盤に見せた粘りはすばらしかったが、あと一歩、及ばなかったのも事実。夏に向け、隙のないチームづくりに励んでほしい。 (報徳学園、慶大、中山製鋼元監督)
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