おさえておきたい外食業界の最新トピックスを@DIMEから厳選して紹介します。
おさえておきたい外食業界の課題と展望
焼肉店やバーガーショップへの業態転換で再起をかける居酒屋チェーンに勝算はあるか?
飲食店の中で居酒屋の売上高が絶望的とも言えるほど回復しません。下の表は日本フードサービス協会が公開している外食産業市場動向調査をもとに、業態別月次売上高を2019年比に計算し直して並べたものです。居酒屋(グラフ黄色)は「Go To Eat」があった2020年10月を除き、すべて60%を下回っています。
【参考】https://dime.jp/genre/1337767/
業界トップを独走するスシローの強さはどこにある?
スシローを運営するFOOD&LIFE COMPANIESの好業績が、コロナ禍でも衰える兆しがありません。2021年9月期の売上高に当たる売上収益は前期比17.5%増の2,408億400万円、営業利益は前期比89.9%増の229億100万円となりました。営業利益率は9.5%。競合のくら寿司は2021年10月期に26億7,800万円の営業赤字に陥っています。 スシローはなぜ、これほどまでに好調なのでしょうか。
【参考】https://dime.jp/genre/1349581/
松屋の業績が急ブレーキ、9月の値上げは終わりの始まりだったのか?
牛丼チェーン松屋がひとり負けの様相を呈しています。2022年3月期第3四半期に25億100万円の営業損失を計上しました。競合吉野家の牛丼事業は51億8,700万円のセグメント利益を出しています。吉野家の利益率は6.6%と新型コロナウイルス感染拡大前の2020年2月期第3四半期の5.4%を上回りました。 松屋は2021年9月28日に牛めし並盛を320円から380円へと60円値上げしました。松屋は値上げをする他に道がなかったのですが、それが売上増に結びついていません。
【参考】https://dime.jp/genre/1353961/
構成/DIME編集部
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