<高校野球千葉大会:わせがく0-82千葉学芸>◇11日◇1回戦◇千葉県長生の森公園野球場
千葉学芸が、夏初戦でわせがくと対戦し、記録的な先制攻撃を決めた。1回に打者38人で、4本のランニングホームランを含む、19安打で32得点を挙げた。
夏の千葉県大会の1イニング最多得点は、00年に磯辺が記録した23点だった。これを更新する32点を挙げる攻撃。同年磯部の最多連続得点19の記録も塗り替え、23者連続で得点した。
さらに1イニング最多本塁打の記録も更新。これまでは85年夏の習志野、18年夏の君津商、19年夏の西武台千葉が達成した3本だったが、4本塁打を放ち、千葉県記録とした。
試合は2回も千葉学芸が追加点を重ねた。県記録をさらに更新するランニング本塁打5本などで26点を奪い、58-0とした直後、1死二塁となった場面で、わせがくの給水のため1度ベンチへと下がった。
2回は計20安打で33点を奪い、65-0とした。ランニング本塁打は計7本。得点、本塁打とも再び千葉県記録を更新した。
3回は5安打で9得点。74-0となった。千葉大会の過去の1試合最多得点は92年夏の中央学院の47点。00年秋には地区予選で市原八幡が67点を挙げ、千葉学芸はいずれも更新した。
4回は1安打で1点を追加。75-0とした。
5回はランニング本塁打を含む6安打で7点を追加した。計51安打で82点を奪い、82-0で勝利した。
◆地方大会の最多失点 98年7月18日の青森大会2回戦で、深浦が東奥義塾に7回コールド0-122で敗れた。初回の39点を皮切りに毎回失点。東奥義塾は打者149人で86安打、7本塁打、78盗塁、四死球33で、5人がサイクル安打を記録。深浦は7回無安打に封じられた。試合時間は3時間47分。当時、青森県のコールド規定は7回7点差だったが、翌年から5回15点差が加えられた。
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