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Thursday, July 7, 2022

【教えて、先生!夏の自由研究のヒント】セミの抜け殻+拾った場所のジオラマ工作|読むらじる。|NHKラジオ らじる らじる - nhk.or.jp

【教えて、先生!夏の自由研究のヒント】セミの抜け殻+拾った場所のジオラマ工作

22/08/28まで

子ども科学電話相談

放送日:2022/07/03

#子ども科学電話相談#サイエンス#昆虫#SDGs

11時台を聴く
22/08/28まで

もうすぐ夏休みです。宿題でよく出される自由研究ですが、何をするか、皆さんはもう考えていますか。きょうは、子ども科学電話相談の「昆虫」の3人の先生に、「こんな自由研究はどうかな?」というヒントを聞きました。(聞き手・石井かおるアナウンサー)

【出演者】
久留飛先生:久留飛克明先生(非営利団体昆虫科学教育館館長)


――久留飛先生、お願いします。

久留飛先生: 小学1年生になると、夏休み自由研究というのは、なんか、親が困りますよね。

――親が困っちゃう(笑)?

久留飛先生: 自分で決めてくれたらいいんですけども、なかなかね、何しようか、何しようか、って。それでまあ、ものづくりというか、何かを作る工作が多いんですけども、その工作にプラス、科学的なことをちょっと入れたらいいなと思って。例えば夏休みですから、セミの抜け殻はたぶんどこにもあると思うんですけど、それを集めて種類を見るっていうのではなくて、その抜け殻を工作の中に取り入れてみる。

例えば10センチ角の段ボールに何かちょっと枝を立てて、そこにセミの抜け殻を接着剤でとめてみる。そうすると、何かしらちょっと羽化してのぼってきたあとみたいになる。それでその周りを、自分がそれをとってきたのが団地であれば団地の絵を描くとか、木があったら木を描くとかして、ジオラマのようなそんな工作をすると、工作も楽しいし、両方楽しめると。

それでそのセミがどんな環境におったかを見ることができるから、たぶんこれ、親子で楽しめると思うんです。例えば親が、「段ボールで土台を作るから、自分で抜け殻、とまらせてみて」とか、ほかにはどんな生き物がいたのか、絵でいいから描いたやつをバックに置いてみるとか、さっき清水先生が言ったようなチョウの絵を描いて、「あ、こんなチョウもいたね」とかいうのもいいですしね。そういう1つの生き物の周りの環境を、工作しながら楽しむ。これってきっと、親が夢中になるかも(笑)。

――あんまり大人が手伝いすぎてはいけませんよね。

久留飛先生: そうなんですけれども、一緒に楽しい時間を過ごすというのもとても大事だなと。

――お話が弾みそうです。

久留飛先生: そうだと思います。

――そうすると、例えばセミの抜け殻を見つけたら「ラッキー!」で終わらずに、見つけたところの周りがどんな場所だったのかをよく観察しておくとか、そういうことも大事ですね。

久留飛先生: そうです。今まで昆虫の教室で同じようなことを提案してやってもらったら、「これ、おじいちゃんとこに行った風景を描きたい」とか、「団地の前に大きな川があったから、その川も描いてみたい」とか、とてつもないうまいこと表現してるなという作品を、自由な発想で子どもはたくさん作ってくれるので、遊び&その生き物をちょっと理解するというか、「ああ、こんなんも、おんねんなあ」って、だから丸山先生の言ったアリも、その中に絵を描いて貼り付けてもいいんです。そういう立体絵模型じゃないですけど、そんなのも宝になりますよね。

――久留飛先生は、セミの抜け殻を中心にお話しくださいましたけど、こんなところで見つけたよっていうのを作るだけじゃなくて、自分が気に入った場所をまず風景として作って、その中ならどこにセミの抜け殻がありそうかなっていう感じで置いていくのも……。

久留飛先生: それもいいかもしれないですね。お人形さんごっこみたいで(笑)。

――そのセミを通して、同じような場所にいる生き物たちも想像できて、どんどん仲間が増えて楽しくなりそうです。

久留飛先生: セミの抜け殻が何個かとれて、「同じ種類しかいないなあ」とか「違ったのを見つけたいなあ」って、ちょっと好奇心が出てくると楽しいですよね。

【放送】
2022/07/03 子ども科学電話相談「昆虫」 久留飛克明先生(非営利団体昆虫科学教育館館長)

11時台を聴く
22/08/28まで

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