顔とボディの肌の乾燥トラブルの救世主/吉川千明
別の記事で自身の更年期のさまざまな症状について話してくれた美容家の吉川千明さんは、乾燥が進んだことによる顔と体の肌荒れにも悩まされたそう。
顔は痒みを伴うほど肌が過敏になり、ベースメイクに困っていたときに出合ったのが、ジェーン・アイルデール(JANE IREDALE)の美容液に粒状のミネラルパウダーが浮いているファンデーション。「薄づきで圧迫感がないのに、カバー力も抜群。美容成分が素晴らしいのか、肌がしっとり落ち着き、気持ちよくメイクできます」
ボディの肌も同様に乾燥が激しくなるのでボディミルクやローションでのケアは必須。ヴェレダ(WELEDA)のザクロシリーズは、年齢を重ねた肌をにハリ感をもたらすのが特徴。「柑橘系に甘さを加えたエレガントな香りは、更年期のイライラや不安感を和らげる効果も期待できます」
体と心を労わるインナードリンク/森田敦子
植物療法のスクールを主宰するなど、長年にわたり日本でフィトテラピーの普及に尽力し続けている、植物療法士の森田敦子さん。フィトテラピーは、更年期に現れるさまざまな症状を軽減するのにも役立つという。
「更年期はエストロゲンの分泌量が激減し、自律神経が乱れ、免疫力も低下しやすくなります。そんな状態をサポートしてくれるのが、女性ホルモン様作用のあるメリッサやチェストベリーのハーブティ。1日1〜2杯取るだけで、女性特有のトラブルに優しく働きかけてくれます」
症状としてありがちな疲労感がある人は、ワフィト(WAPHYTO)のインナーリキッドがおすすめ。「“エナジー”にはストレスや肉体的疲労へのアプローチが期待できるアマチャヅル入り。植物の力をダイレクトに実感できる、“飲むフィとテラピー”は、インナーケアとして取り入れやすいです」
口の中の渇きやニオイ対策に内から潤いケアを/山本未奈子
女性のライフステージの変化に応じて、内と外の両軸からのケアを提案するウェルネスブランド、シンプリス(SIMPLISSE)や、超吸収型サニタリーショーツブランド、ベア(Bé-A)を手がけ、美容専門家としても活躍している山本未奈子さん。
40代初めに不調を感じはじめ、婦人科で更年期に差し掛かっていると診断。生理不順に陥り、ホットフラッシュや睡眠障害、そしてめまいを伴う突発性難聴などを発症。40代半ばに起き上がれなくなり、うつ症状もともない休養することに。薬による治療を2カ月続け、その後ヨガやウォーキングなどの運動を取り入れながら半年間かけて復調していったそうだ。
辛い症状のひとつに、口の中の渇きや口臭もあり、「ひどい不快感で必要以上に何度も歯磨きをするほど。エストロゲンが減少すると粘膜が薄くなって乾燥しやすくなるそうで、潤いケアの必要性を実感。体の内側からケアすることで改善しました」
生理とフェムゾーンの変化に膣を積極的にケア/杉浦莉起
女性ホルモンが変化する世代の不調をサポートするフェムテックブランド、ザ・レディ(THE LADY.)を立ち上げた杉浦莉起さん。メノポーズカウンセラーと女性ホルモンバランスプランナーという資格も持っている。
更年期の症状のなかで辛かったのは、生理不順とフェムゾーンの変化。「毎月のリズムの乱れと症状の変化の対応に心身が振り回されました」。それに加え、生理前や生理中のかゆみ、膣の乾燥など、フェムゾーンの免疫力が下がり、心身の不調につながる実感もあったそうだ。
「まず生理が突然来ても困らないように、気になる日には普段使いできるデザインの吸水ショーツを着用するように。そして、常在菌がリッチでpHが特有のフェムゾーンも専用コスメを使って積極的にお手入れするようにしました。ニオイやかゆみ、乾燥の原因をソープでやさしく洗い、みずみずしく潤う健やかな状態へ導くセラムでケア。肌や全身の健康キープにも手応え感じやすくなります」
ゆらぐ気持ちと肌をアロマテラピーで切り替える/斉藤万奈
プライベートサロン「ラ マーナ」を主宰しているセラピストの斉藤万奈さんは、メノポーズカウンセラーとしての知見も併せ持ち、更年期の不調に悩む女性を日々サポート。自身は40代に入ってすぐ、うつ症状を実感して婦人科に。低用量ピルを処方され、同時に漢方薬やプラセンタも服用うつ症状は改善。しかし早朝覚醒や関節痛、肌の乾燥など別の症状が現れ、50代からはホルモン補充療法に切り替え、現在も継続中。強いストレスがかかると悪化する傾向があるので、アロマバスなど日常生活にアロマテラピーを取り入れ、リラックスするよう心がけているという。
からの記事と詳細 ( 美容のプロが指南! 更年期の辛い症状を乗り越えるヒント - VOGUE JAPAN )
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