結婚式準備のまず最初のタスクに挙げられるのが、招待客リスト作り。大切な人たちと特別な一日を共有したいというシンプルな願いとは裏腹に、費用や会場の制約、あるいは親族や友人間の不仲など、さまざまな理由で苦戦するカップルは多い。そしてその複雑さから、両家の父母や兄弟姉妹などの近しい間柄の人だけを招待した家族婚や、友人のみと開くパーティー、新郎新婦だけで行う「ふたりだけ婚」といったスタイルを選ぶカップルも増えている。
実際、ニューヨークでウエディングプランニングのツールを提供しているZolaが2022年に実施した調査によると、過去2年間で結婚間近のカップルの4分の1に「招待しなかったゲストがいる」ことがわかっており、ゲスト数の調整が必要になるケースは少なくはないようだ。そして誰かを呼ばないという決断は時に気まずく、悲しいものにもなりうるだろう。
この世界共通の問題について「とても悩ましいこと」だと話すのは、エミリー・ポスト・インスティテュートの共同代表で、現代マナーの専門家であるリジー・ポスト。一方で、エレベート・エチケットの創設者であるアリソン・チェパーダックも、決して誰かを除け者にすることは推奨しないが、「カップルは自分たちが理想とする結婚式を挙げるべき」と述べている。
ここでは、より多くの人にとって納得のいく招待客リストをつくるために、二人からいくつかのアドバイスを共有してもらった。
1. 会場に制約がある、または小規模な式を計画している
カップルが小規模な結婚式を挙げたいと思う背景には、会場の人数制限や経済的な理由によるもの、あるいはただより親密にしたいという想いであったりと、さまざまな事情があると話すのはチェパーダック氏。しかし彼女は、小規模にする理由を過剰に説明しようとすることで、逆にトラブルに発展するケースもあると考察する。中でも注意すべきは、費用を他人から援助してもらっているときだ。例えば、「両親が結婚式の費用を負担してくれるのであれば、二人の好みや優先順位を考慮することも大切です」と彼女は説明する。
2. 疎遠になっていたり、関係に亀裂が生じている
単に疎遠になってしまったゲストがいる場合、喧嘩別れしたわけでなければ、招待客リストに残しておくのがいいとポスト氏。結婚式が「絆を取り戻し、再び繋がるチャンスになることもある」からだそうだ。それを望まないのであれば、招待枠に限りがあることをメールで知らせることもできるだろう。一方で、まったく報告しないのはどうだろうか? ポスト氏は、ずっと連絡を取り合っていないのであれば問題はないとしながらも、「招待状を待っている可能性も否定できない」と指摘。「何も知らせないというのは礼儀正しいとは言えませんが、よくあることでもあります。波が立つようなことはほとんどないでしょう」
からの記事と詳細 ( 結婚式に招待したくない人がいたら? もめない招待客リストを ... - VOGUE JAPAN )
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