長時間履いても疲れにくい靴として評判の「リゲッタ」。“モノづくり”の街・大阪市生野区に工場を置くシューズメーカーの商品だ。
名前の由来となっている「Re:下駄」でも分かる通り、日本古来の履き物である下駄から着想を得たシューズ。下駄はつま先に少し力を入れただけで「てこの原理」で足が前に進む。西洋ならロッキングチェアのようなもので、リゲッタもその特徴を生かすため反り返った丸みのあるデザインになっている。
ただ、下駄でアスファルトの上を歩くと、衝撃で足が痛くなる。そこでインソール(中敷き)で足にかかる圧力を分散させている。これが旅行などで長時間歩いても疲れない秘訣だ。
「指の付け根とかかとに加え、土踏まずと足裏のくぼみ、かかとまわりの5点で足裏を支えるようにし、足にかかる負荷を分散させています。このような多くの機能を盛り込んだインソールはどうしても素材に厚みが出てしまうのですが、かかと部分に穴を開けることで薄くすることが可能になりました」(リゲッタ担当者)
販売累計900万足を超す大ヒット商品となっているが、イタリア靴の洗練されたデザイン要素を取り入れ、丸いフォルムが逆にかわいらしいと若い人の間でも人気となっている。
近年は、やはり足裏の凸凹にぴったりフィットした中敷きが特徴のスリッパも発売中。こちらの名は「リゲッパ」だ。2022年には「大阪ものづくり優良企業賞」を受賞している。
からの記事と詳細 ( “疲れにくい靴”が好評「リゲッタ」がヒントにした日本古来の履き物とは?|会社のギモン - 日刊ゲンダイDIGITAL )
https://ift.tt/9KomJQq
No comments:
Post a Comment