【動画】LEV-2(SORA-Q)の成果について振り返る同志社大の渡辺公貴教授=タカラトミー提供、鈴木智之撮影
逆さになった月探査機SLIM(スリム)の画像を撮影した小型ロボットLEV-2は、SORA-Q(ソラキュー)の愛称で知られる。「写真が撮れて、感動した」と笑顔を見せるのは「生みの親」である同志社大の渡辺公貴教授だ。
2020年まで大手玩具メーカー「タカラトミー」の社員だった渡辺さん。16年度からの宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究がきっかけで、SORA-Qは生まれた。
世界最小、最軽量の月面探査ロボット。渡辺さんは「おもちゃとして考えると、モーターは二つしか使っていないし、変形も少ない。あまり苦労したという思いはない」と話す。
とはいえ、地球上とは大きく環境が異なる月面。レゴリスと呼ばれる砂で覆われていて、急な傾斜も想定される。地球に比べて重力も小さく、小さなロボットは動けなくなったり、埋もれたりするのではないかと心配されていた。
16年度の研究では、本体の直径を7・5センチから10センチに大きくしても、13度までの傾斜しか登れなかった。性能についてJAXAから細かな指定はなかったが、どこでも動くようにしたかったという。
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