2022年に公開され大ヒットした新海誠監督の劇場版アニメ最新作「すずめの戸締まり」が、日本テレビの映画枠「金曜ロードショー」で4月5日午後9時から放送される。同作が地上波で放送されるのは初めて。ヒロインの岩戸鈴芽(いわと・すずめ)の声優を務めた俳優の原菜乃華さん、災いをもたらす扉を閉める“閉じ師”の青年・宗像草太を演じた人気グループ「SixTONES」の松村北斗さんがコメントを寄せた。
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原さんは声優初挑戦で、ヒロイン・すずめ役に抜てきされた。同作の出演もあり、1年で最も活躍した声優に贈られる「第18回 声優アワード」の新人声優賞に選ばれたことも話題になった。原さんは「明日を生きる活力をもらえるような作品だと思っているので、4月放送ということで新生活にピッタリだと思いますし、よりたくさんの方に見てもらえると思うと、すごくうれしいです。本編ノーカットということで、『すずめの戸締まり』の魅力を全身で感じていただければと思います。何度見ても、新しい発見がある作品だと思うので、映画館で見てくださった方も、自分の好きなシーンをテレビでも楽しんでいただきたいです」と話している。
原さんと同じく声優初挑戦でメインキャラクターの草太を演じた松村さんは「『すずめの戸締まり』は笑えるシーンや、感動して涙を流せるシーンも多くありますが、それ以上に『人を思う』って、どういうことなんだろう、『人を大切にする』って、どうやったらいいんだろうと思った時に、大事なヒントが隠れているような気がしています。作品が映画公開を経て、こうして地上波放送という、たくさんの方が見やすい環境でご覧いただけることが本当にうれしいです。皆さんぜひ一秒でも長く、この本編を、できれば全部、見ていただけたらと思います」とコメントを寄せている。
放送枠を30分拡大し、本編ノーカットで放送される。エンディングでは、新海監督が同作の企画書に描いたイラストを使用した特別映像が初公開される。
「すずめの戸締まり」は、日本各地の廃虚を舞台に、災いのもととなる“扉”を閉める旅をする少女・すずめの解放と成長を描く。2022年11月に公開され、興行収入が約149億4000万円を記録するなど大ヒットした。「ベルリン国際映画祭」で日本のアニメーション作品では約21年ぶりにコンペティション部門に正式出品されたことも話題になった。
原さん、松村さんのほか、深津絵里さん、染谷将太さん、伊藤沙莉さん、花瀬琴音さん、花澤香菜さん、神木隆之介さん、松本白鸚さんらが声優として出演した。
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