道新釧根政経文化懇話会(代表幹事・吉岡和美北海道新聞釧路支社長)は30日、釧路市内で例会を開いた。講談師の一龍斎貞弥(いちりゅうさいていや)さん(60)が講演し、参加した約40人に「講談から人の生き方を学ぶことができる」と訴えた。
一龍斎貞弥さんは大分県出身で、日本女子大卒業後に会社勤務を経て、声優やナレーターとして多くのテレビやラジオなどで活躍。2004年に一龍斎貞花さんと出会って弟子入りし、22年に真打ちに昇進した。
講演では、国内の講談師の数は100人ほどで、落語家に比べて10分の1と説明。「戦後に減り、今は(絶滅危惧種の)イリオモテヤマネコと同じぐらいの数で、天然記念物であります」と話し、会場の笑いを誘った。
講談について、「損得や名誉ではなく『自分の中で何を大切にするか』をテーマにしたものが無数にある」とし、「娯楽のほか日本の精神文化を伝えている。行き詰まった時に生きるヒントがある」と語った。
講演後、江戸時代の武芸講談「寛永三馬術」を披露した。
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