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Saturday, February 22, 2020

夏帆 演じてみたい漫画『アンダーカレント』の主人公(NIKKEI STYLE) - Yahoo!ニュース

映画化されるなら演じてみたい『アンダーカレント』

2019年公開の『ブルーアワーにぶっ飛ばす』で高崎映画祭最優秀主演女優賞に輝き、20年は主演映画『Red』も話題の夏帆さん。「小説やマンガが好き」と言う彼女が紹介してくれたのは、寡作の漫画家・豊田徹也氏による「アンダーカレント」だった。

【写真はこちら】夏帆 演じてみたい漫画の主人公

「私、小説も好きなんですけど、マンガが大好きで。なかでも、この『アンダーカレント』は、すごく好きなマンガなんです。手に取ったのは数年前、20代前半だったと思います。本屋さんだったかな? 表紙がキレイだなと思って、内容もわからず『買う!』と決めたので、いわゆるジャケ買いでした。

読んでみると、まるで1本の映画を見ているような気分になる作品でした。主人公は代々家族で銭湯を経営している女性で、ある日、夫が失踪してしまうんです。それで探偵を雇って……というミステリー要素はありつつも、日常の中にある感情の機微を描いている。

特に心に残ったのは、後半の『人ってわからないよね』という言葉。どんなに近くにいても、その人が本当はどういう人なのか、わからなかったりしますよね。共感できました」

銭湯を営む主人公・かなえの夫が失踪。手が足りないときに「堀」という愛想のない男が現れ、半ば強引に住み込みで働き始める……。「アンダーカレント」は、2004~05年に「月刊アフタヌーン」で連載された作品。単行本(全1巻)は外国語に翻訳され、09年にパリで開催されたJapan Expoで「ACBDアジア賞」を受賞した。タイトルは「下層の水流」という意味。表面に表れない感情や葛藤を、静謐(せいひつ)なタッチで浮き彫りにしている。

「もし『アンダーカレント』が映画化されたら、主人公を演じてみたいですね。特別、きれいなわけでもない、ごく普通の女性なんですけど……こういう女性を演じてみたい。この間、久しぶりに読み返して、そう思いました。

職業柄、そんなふうに思うことはたまにあります。最近では、川上未映子さんの小説『すべて真夜中の恋人たち』(11年)の主人公(人付き合いが苦手なフリー校閲者・入江冬子)。この人物も、何か特別なものを持っているわけではない、主人公になり得ないような女性なんですけど、演じてみたいなと。

そういう人を演じたくなるのは……なぜでしょうね(笑)。特別じゃない、ヒーローでもないっていう人の、日常から生まれる悲劇や喜劇を描いた作品が好きなんだと思います。新作の『Red』は、そういう意味でも、すごく演じがいのある役だったなと思いますね」

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