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Saturday, July 11, 2020

【東京・豊島区】蘇った漫画ファンの聖地〈トキワ荘〉へ。|甲斐みのりの建築半日散歩(Casa BRUTUS.com) - Yahoo!ニュース

●憧れの地、〈トキワ荘〉に聖地巡礼。

手塚治虫を筆頭に、数々の漫画の巨匠が青春時代を過ごした伝説のアパート「トキワ荘」。38年前に解体された建物を再建し、漫画ミュージアムとして開館した。漫画ファンの聖地を訪ねたあとは、徒歩で作家・林芙美子が暮らした日本家屋へ。昭和初期から後期にかけての、作家たちの暮らしを追体験。 美術館や記念館として公開している作家の住まいや仕事場があれば、勇んで足を運んでいる。家の形や佇まい、部屋を織り成す家具や生活道具、そこにある全てに作家の気配や時代が滲み、そんな様子を目にしたあとは、作品の面影に光のような層が加わる。 豊島区椎名町五丁目(現・南長崎三丁目)に、木造モルタル2階建のアパート・トキワ荘が棟上げされたのは1952年。手塚治虫、藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫など現代漫画の巨匠たちが若手時代に、4畳半ひと間が並ぶ、炊事場とトイレは共同のアパート2階に住んだことから、漫画ファンの聖地として知られる存在だ。

そんな伝説のトキワ荘が、マンガミュージアムとして再現されると教えてくれたのは、入会している私設漫画ファンクラブのメンバー。トキワ荘が登場する藤子不二雄Ⓐの自伝的漫画作品『まんが道』は、会員みなのバイブルで、私も10代の頃から愛読していた。アパートは老朽化で1982年に取り壊されたが、かつてトキワ荘があった場所を訪ねたり、トキワ荘の住人たちが足しげく通った中華料理店で、まんが道の主人公をまねて「ンマーイ!」とラーメンをすすったり。聖地巡礼していたから、ミュージアムの開館も指折り数えて心待ちにしていた。

2020年7月7日に開館を迎えた〈豊島区立 トキワ荘マンガミュージアム〉。設計は丹青社、施工は渡邊建設で、残っている写真、当時を知る人たちの証言、漫画家の作中に描かれたアパートの様子を元に設計図が作られた。建物は築10年と設定し、あえて経年変化を施す演出も。アパートに続く小道の入口に立っていた看板、漫画家たちがよく利用した電話ボックス、玄関脇にはシュロの木も再現されている。 玄関で靴を脱ぎ、ミシミシと音が響くように作り込んだ階段を上がってまずは2階へ。薄暗くも夢に続くトンネルのような廊下をはさんで、トイレ、共同炊事場、居室が、昭和30年代の暮らしを含めて再現されている。トキワ荘の歴史や漫画家相関図などのパネル展示、漫画家になりきって写真が撮れる体験型の部屋(※新型コロナウイルスの影響で当面の間は休止中)、映画の美術部隊が本格的に家具や生活雑貨を配置した再現部屋と、部屋ごとに趣向が異なり面白い。4畳半の暮らしの追体験は、来場者それぞれに懐かしさや驚きが入り混じることだろう。

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July 11, 2020 at 09:09AM
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